こんにちはニコニコ

 

ボイストレーナー&メンタル心理ミュージックアドバイザーERINAこと

 

中島えりなです。

 

 

image

 

あっ、間違えました(中学生の頃(60kg)の写真出しちゃった)。

 

 

 

 

今年もよろしくお願いします。

 

レッスンジャンルは主に洋楽邦楽ポップス中心です。

 

良かったらプロフィールもご覧いただけたら嬉しいです。

 

 
さてさて今日はこちら。
 
「腹式呼吸は意味がない」説について
 
 
ネットなどでボイストレーニングの情報を見ているとたまに
 
「腹式呼吸なんて意味がない」
「まだ腹式呼吸を信じているのか?」
 
的な記事を、見かけます。
 
 
独学の方も、習っている方も
「歌には腹式呼吸」という常識?を
持っているかと思うので
こう言われるとちょっとビックリしますよね。
 
 
もちろん私も、腹式呼吸を使わずには歌えないので
気になっていくつかそれらのブログなどを読んでみました。
私的なサーチなのでなんとも言えないのですが
どうやら「腹式呼吸も大事だけれど、それだけじゃないんだよ」
といった意味合いで書かれているものが多かったです。
 
 
 
「腹式呼吸も大事だけれどそれだけではない」
 
 
そう言われれば納得できます。確かにそうだからです。
 
ただ、「まだ信じているのか?」的なタイトルは
腹式呼吸に対する誤解を招くのでいかがなものか・・・と思いました。
 
 
実際、腹式呼吸が出来なかったら歌う声にはなりません
ではなぜ上記のような情報があるのか。
それは、私が思うに
「腹式呼吸」について正しく理解していない人が多いからではないかと
思うのです。
 
「お腹に息を入れて!」を本当に信じてる人・・・いますか?
「お腹に力を入れて!」それだけやっても、固まって息が止まるだけです。
 
息(空気)が入るのは肺です。
 
肺と内臓器の境目にある膜が、
みなさん聞いたことのある「横隔膜」です。
息を吸うと、横隔膜は下へと下がり、
同時に腹筋も押され拡がります。
 
「お腹に息を入れる」という表現はこの状態ことを指すのだと思われます。
(確かにイメージはわかりますが、実際お腹に空気が入ったら危ないです)。
 
そこで、押し拡げられた腹筋が鍛えられていると
肺の空気を自由に出し入れ出来たり
ためておけたりして
共鳴やロングトーンなど
呼吸のコントロールが出来るということです。
 
あくまで、空気が入るのは肺で、
腹筋と横隔膜で肺の空気のコントロールをしていると
理解してくださいね。
 
 
image
 
 
話は戻りますが、確かに大切なのは、腹式呼吸だけではないのです。
身体全体の神経が通る背骨を支える背筋。
この働きも歌にはかなり重要になります。
 
 
「腹式じゃー」とお腹に力を入れようとばかりしていると、背面を忘れます。
身体の背面の面積は、前面の面積と同じ。
半分しか使えてないので声の良さも半分になってしまいます。
 
 
声を出す時、腹式呼吸もさることながら
背筋をしっかり意識しましょう。
意識は背骨を中心に両サイド外へ向くように。
そして頭と腰は上下に引っ張り合うようにします。
背中からも声は出ているという意識で歌いましょう。
(実際に声が出るのは口ですw)
 
 
 
 
歌は身体を使って歌うもの。
歌を歌う時には身体各部の働きが必要になります。
 
なので、腹式呼吸も、そのほかの身体の働きも
どちらもとっても大切なのです。
 
 
 
読んでくれてありがとうございました。
 
今年もいっぱいトレーニングしていい歌を歌いましょうウインク
 
ではまた~♪
 
 
 
ボイストレーナー&メンタル心理ミュージックアドバイザーERINAこと
中島えりな