不老不死の薬あったら、飲む?飲まない? ブログネタ:不老不死の薬あったら、飲む?飲まない? 参加中


 不老不死の薬があったら飲むか。
まずは前提的なところから切り込むけど、胡散臭くて飲めたものじゃないよね。
「ガンの特効薬」という謳い文句で金を巻き上げた組織があったけど、まずはそれを疑ってしまうね。
不老不死なんて有り得ないじゃん。
だけど全人類の究極の夢でもある。
だからつけ込まれて痛い目を見る。


 不老不死の薬が本物だとして、そもそも不老不死とはなんだ。
老いることがないとはどういう状態か分かってるのか。
成長は老いだ。
汗を流すのも老い。髪の毛が伸びるのも老い。
生き物は生まれた瞬間から死に向かっている。
植物も八分咲きで目いっぱい生を実感しやがて十分咲き、死を迎える。

 死なない体というのも実に曖昧な表現である。
突発的な事故で乗用車にはねられて全身の骨がバキバキに折れて出血が酷い。内臓もいくつか破壊されて生命維持不能。
それでも死なない体ってどんなだ。
この場合は死ねない体って書き方の方が適切な気さえする。
痛みが半端ないだろうし、完治にどれほどの時間がかかるのだろうか。
ひょっとしたら完治しないかもしれない。
全身の筋肉が痩せ細るまで寝たきりの生活を強いられて、不老不死の身だからと百年も二百年もリハビリ生活。
家族も友人も皆死んでいき、病室に訪れるのは十人目くらいの医師と「不老不死なんだから」が合言葉の科学者たち。
いっそ事故で死んで、輪廻転生に期待するほうが賢い気がする。


 …というわけだが、私はあえてその薬を飲みたい。
事故や体調管理に気をつければ良いだけの話。
人類の進化の先を知りたいという欲には勝てない。
その程度のリスクで人間の知的好奇心を抑え込めるはずがない。
不老だからビンビンに生き続けていられる。
不死だから餓死することもない。
親も友も恋人も、自分自身を捨て去ってでも俺は生きたい。
いずれ科学技術が発達し、不死の人間を殺す武器が作られるその日まで生きてやる。
そして医療技術が発達し、死んだ人間を蘇えらせることができるその日がくるまで死んでおいてやる。
その頃には蘇生許可が下りないような人間になっているかもしれないが。