おばけ屋敷の思い出は? ブログネタ:おばけ屋敷の思い出は? 参加中


 文化祭の出し物が、そのものずばり「おばけ屋敷」なクラスがあった。
個人製作のものなんて知れていると思っていたが、不思議なことに評判が良かった。
話のタネに入ってみるのも悪くないなと思い看板を覗くと、そこにはこんな文句が書かれてあった。
「男女ペア専用! 追加料金で異性のパートナーが付きます」


 お化け屋敷に誘える女友達なんていなかった。
幼馴染の先輩も卒業してしまっていた。
とはいえ面白い趣向に興味を惹かれ、気付いたら入場料を払ってしまっていた。
受付の女子生徒は明るい声で言った。
「パートナーおまかせなら五百円、指名有りならプラス五百円で千円になります」
後々学校を卒業してから再び知る日が来るのだが、当時はつくづくよく出来た仕組みだと感心しきりだった。

 おまかせで出てきたのは…、おまかせレベルのそれなりの女子生徒だった。
いや、見た目で評価を下すのはあまりにも失礼ではあるが。
その女子生徒だって、私を見て同じようなことを思ったに違いないんだし。文句は言うまい。

 ともかく二人で黒幕をくぐる。
すると驚くべきことに、中は喫茶店形式になっていたんだ。
テーブルが一つとイスが二つ、それが十セットくらい。ほとんどの席は先客で埋まっていた。
連れのぽっちゃりの女が「座ろう」といって、私の手を引く。
そして名前や部活やクラスとかのことをお互いに紹介していると、彼女が「喉がかわいちゃった、飲み物おごって♪」と、かわいい風に言った。
カウンターに行くと、ろくろ首風のコスプレをしたかわいい和服女子が飲み物を販売していた。
ちっちゃい紙コップ一杯につき100円。もちろん自腹。
「お化け屋敷というか、むしろお剥ぎ屋敷だな」、そう思った。


 まだ続きがあるんですが、それはまたの機会に。
どうせ作り話ですし。