出会い系から届いたメールを紹介する企画、

今回で早くも八回目。

お盆を挟んだ一番暑い時期に届いた、

暑苦しい男達の図々しさを露呈したメールの数々を紹介します。

最後にはこれまでになかった新たなタイプの男性が登場します。

どうか最後までお付き合いくださいませ。



CASE-19
名前:仲谷
件名1:メールしてくれた人とは必ず一度は逢う!これが俺の流儀です。
件名2:会った後の事が不安だった?俺は慣れてるし大丈夫だよ!
件名3:遊び人だって軽蔑されたのかな?それとも写メのせてないのが不安?


 初めて、女性よりも自分を上の立場に置いたメールが届いた気がします。
それにしても図々しいですね。
流儀って何、結局自分が逢いたいだけでしょう。



CASE-20
名前:ゆうま
件名1:風邪ひいちゃいました…(泣)紗月さんにおかゆ作って欲しいです…
件名2:熱、39度です(泣)た、助けて…
件名3:熱、下がりません(泣)携帯がゆがんで見えます…

件名4:二日前に風邪をひいてメールしたゆうまです。おかげ様で風邪が治りました!てことで遊んでもらえませんか(笑)


 前述の三通のメールは、
私がお盆を利用して、能登半島に墓参りに行っていた時に届いたメールです。
ただでさえ暑いというのに、あまりの図々しさに気が滅入りました。
携帯なんか触ってないで、病院行って薬飲んで水分補給して黙って寝てろって感じです。
しかも四通目はなにが「おかげ様」なのかが分かりません。
私はひたすら無視していただけなんですけど。



CASE-21
名前:住友
件名1:突然すみません、凄く困ってます!今、何処にいますか?すぐにメールしてください!
件名2:すみません、本当に困ってます!無理なら無理ですぐにメールしてください!
件名3:メール読んでもらえました?本当に困ってます!1000円貸してください!お礼に明日50万渡しますから


 落ち着けハマーD、図々しいぞ。
金利の有り得なさはもとより、
咄嗟の野口英世入手法が出会い系の初メール相手頼みですか、それも女性に。
友達は作っておくと頼りになるよ、マジで。




CASE-22
名前:伊達蒼太
件名1:紗月さんは何月生まれですか?紗月さんの誕生花をプレゼントします
件名2:写メの事で引かれましたか?実はクォーターなんです。
件名3:今は結婚式で使う花のデザインをしています。お盆中も結婚間近のカップルと打ち合わせあるのですが
件名4:男なのに花を扱う仕事をしてるの変でしたか?


 男が花仕事、ちっとも変じゃありませんよ。
近年、男女差別が問題となり、
「男はこうあるべき、女はこうあるべき」発言さえもセクハラと捉えられる時代。
私の職場でも、
花瓶の水替えは女性がやるべきだ、などと言う社員がいますがそれは間違い。
花屋で働いてみると分かることなのでしょうが、結構な力仕事なんですよ。
店にとって『華』は必要でしょうが、同時に『力』も必要なのですよ。


 いつにもなく一人のメールに喰らいつきますが、
私にとってはこれまでに届いたメールの中で一番マシ、むしろ凄くまともなメールであると感じました。
大事な一通目では多くを語らず、さほどプライバシーでもない誕生月を尋ねる。
そして出会い系に多い金銭関係でなく、誕生花を選んでプレゼントとはお洒落じゃないですか。
花を扱う仕事をしているということは、つまりは仕事で培った知識を活用しての贈り物であるわけで、
仕事の出来る男であるということも暗に示しているわけです。
間違いなく、彼は出来る男ですよ。
まさに出会い系の荒野に佇むクリント・イーストウッド、
私が本当に「紗月」という名の女性であったならば、きっと返事出してますよ。
だからこそ、
伊達蒼太さんにはなるべく早く、素敵な女性に巡り合ってほしいと願います。