今回はひさしぶりに話が長くなります。
お時間の許す方は是非お付き合いください。



 ジャンプで連載中の「魔人探偵脳噛ネウロ」が間もなくアニメ化しますが、
あの漫画の一番の良さは犯人の豹変ぶりでもネウロが持つ777個の魔界道具でもなく、
話の繋ぎ方にあると個人的に思っています。


 ジャンルは「単純娯楽」とありますが、
あえて既存のジャンルに当てはめるなら「推理」漫画と呼ぶのが相応しいこの漫画。
一般的な推理漫画は、主人公が一つの事件を解決に導いたら、
次の話ではまるで何事もなかったかのように新しい事件が始まるものですが、
ネウロはただ事件を解決して終わりじゃないんですよね。
手元にある最新刊を例に話をすすめますと、
・HAL編で借金を背負った弥子が必死に五百万円を工面し、
・大手玩具会社の社長が殺された事件を解決し、
・そのころ微かに生きながらえていたHALⅡを怪盗Xが盗んだところまで収録されています。


 まずは一つ目、
HALを倒す為には飛行機を手に入れるお金が必要でした。
弥子が借金してヘリを買い、結果的にHALを倒して英雄になったからといって、
五百万もの大金はRPGのように帳消しになったりはしません。
そしてその問題をギャグで流さず、三話も使って描いた点を私は高く評価しています。
しかもただ単に金を稼ぐことだけを描くのではなく、
HAL編に携わった多くの人達のその後をさりげなく描いている点にも注目してもらいたいです。
しかも怪盗Xの側近であるアイと初めて顔を合わせることになりましたし、
連載初期の頃から言われてる通り、
無駄なエピソードが一つもないのがこの漫画の大きな魅力の一つなのです。


 二つ目の狸屋社長殺害事件も、
吾代と笹塚のタッグあたりに注目しがちですが、
本当に凄いのは、小さい依頼主を登場させたことを漫画として活かせている点なのです。
127cmの少女ともなれば、体も心も未発達です。
「コナン」に出てくる少年少女達は精神面ではもの凄くタフネスですが、
一般の小学生が死体を生で見た場合、下手を打てば一生もののトラウマになります。
死というのは、軽々しく扱える題材じゃないのです。
依頼主の睦月の場合はトラウマではなく、復讐という方向に心が向いてしまいましたが、
周りの大人たちが説得して止めさせ、
事件解決後には一話使って弥子がフォローに回っていました。
それでも睦月は完全には理解できていないというのが本音、
これも小学生という立場からすれば当然のことであり、非常にリアルな話です。
結局の所、
事件を引きずったまま生きていくか、復讐を忘れて生きていくかはこれからの彼女自身が決めることだ。
そういう結論に終始したのです。


 一方その頃、
三つ目の怪物強盗X(サイ)は、
弥子達の与り知らぬ所でHALⅡを吸収し、さらなる悪を育てていました。
このエピソードは、
事件解決後の弥子と睦月のエピソードの直後に描かれたものであり、
放火魔、葛西登場時の「性善説」の話にも繋がるエピソードであります。
子供である睦月には選択できる未来が存在していましたが、
年齢さえ分からずどんどん肉体が人間離れしていくXには選択できる未来などありません。
本当の自分を見つけるためには魔人であるネウロの中身を知ることが近道と考えた彼は、
目的達成の為に善悪見境無しの行動を起こします。
睦月のあとにXを配置する繋ぎ方、
これは暗示というよりは、対比といえばいいのでしょうかね。
とにかく憎い演出だとは思いませんか?
そして何よりも、この二人を繋いだのはXに吸収されたHALⅡでもあります。
たった一つのささやかな目的のために動いていた知的なHALとは違い、
HALⅡは破壊衝動に駆られた無力なプログラム生命体として登場します。
そして最後は残りカスまでもXに盗まれて消去されてしまった哀れな存在です。
睦月とXを繋いだのがそんなHALⅡであることを考えると、何だか深いです。



 ここまで長々と何が書きたかったのかと言いますと、
漫画も映画も恋愛も人生も、全て一つのストーリーなのだということです。
もちろんブログもストーリーであり、
経験・体験を綴ったブログは、その人の人生の足跡を綴ったブログということです。


 つまり私が言いたかったのは、
先日能登旅行に行ってきたという思い出を、たかが四つの記事だけで終わらせたくないということなのです。
あの旅行で得たものはたくさんありましたし、
子猫の成長という、一年後の能登旅行の楽しみもできた旅行なのです。
それを旅行について書くことがなくなったからといって、
そのまま何事もなかったかのように漫画やアニメの記事に移るということをしたくなかったのです。



 ここまで本当に長々と申し訳ありませんでした。
ここから下がいよいよ本題なんです。
読み疲れた方は遠慮せずギブアップしてくれて結構ですよ。



 さて、先日能登半島に旅行に行ってきたわけですが、
電車に長時間揺られていると退屈ですよね。
携帯や音楽プレイヤーなどは持っていきましたが、それだけでは間が持たなくなりますよね。
だからといって電車内で眠るのは体勢的につらいですよね。
そんな時には片手で長時間読める小説などがオススメです米。
それで柊かがみさんの影響なんかもちょこっと受けちゃったりして、
ライトノベルとか読んでみようかなって思ったのです。
だけども所詮は暇潰しのツールであり、わざわざ定価で買うのもどうかと思ったので中古本狙いでお店に。
田舎だけあって品薄ですが、それでも結構な量のラノベが置いてありました。
それでいよいよ品定めですが、
ハルヒやシャナみたいないかにもな有名作品を買ったのではつまらないので、
学生時代に密かに絵が気に入っていた「リバーズエンド」を目的にしていたのですが、
あらすじを読む限り、高校生たちのダークな恋愛模様という感じのいかにもな作品でした。
こういうのよくありますけど、
どれもその場限りの感動を呼べる程度の薄っぺらい作品が多いんですよね。
しかも五巻まで出ているようです。
ラノベは漫画感覚で続巻が出るんですね。
小説みたいにせいぜい上下巻で完結するものだと思っていたのでショックです。
さらにラノベって、しおり代わりの紐が付いてないんですね。

細かいことにまでつっこんで申し訳ありませんが、私は紐最強説を支持します。



 わーわー色々と書いてますが、


イコノクラスト
榊一郎さんの「イコノクラスト!」を210円で購入しました。
理由はイラストをokamaさんが手がけているからです。
感想についてはまた追々ブログで書いていきたいと思います。
が、okamaさんがイラスト担当なのは2巻までみたいです。

3巻以降は違う人がイラスト描いてるようなので、どのみち続きを買うことはないでしょう。


 学生時代に宮部みゆきさんの代表作をかじったぐらいなのですが、

絶対に100円の小説を二冊買ったほうがよかったなと、少し後悔しております。
物色した限りのラノベのストーリーって、殆どが学生主役の恋愛モノだったので、

私にはちょっと不向きなジャンルです。

せめて10ページに1枚の割合でイラストが描かれてればいいのにな。


 最後は私自身のぼやきになってしまい、申し訳ございません。

これで本当の最後になりますが、

ここまで付き合ってくださり、まことにありがとうございました。