今回の記事はいつもより長めです。

しかも、特に意義深いことが書かれてあるわけでもないので、

お時間の許す方だけお付き合いください。



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 例えば学校のHRなんかで、

「ゲームキャラと結婚できるか?」なんて議題があがるわけがない。

仮に挙がったとしても、多くの者たちが、

「それはいけないことです」って言うに決まってる。

もちろんそう答えるのが正しいし、

人間は表面上はそう答えなくてはならない。

しかし、本音は…。



 多くの人間は、何事も楽観的に捉えてしまいがちです。

外れることが分かっている宝くじを買う人はいません。

「ひょっとしたら」なんてことを僅かでも期待しているから売れるんです。

絶対に事故を起こすタクシーや電車に乗る人だっていません。

「自分が乗るやつに限って…」なんてことを皆が考えているから機能しているんです。

「自分はそんなことないよ」なんて考えている人は極少数で、

私たちの住んでいる世界は、大多数の楽観的思考を持つ人々の意思を汲み取った、

とても暮らしやすい世界となっています。


 例えば、ツキノワグマが人里に下りてくるケース。

多分、

「これくらい木を切っても全然大丈夫、環境基準はクリアしてるから」

「熊の食料? エサがなくなったら、他の山に移動するっしょw」

「可哀想とは言ってもね、こちとら皆様の生活水準向上の為に必死なんだよ」

とかのやり取りがあったものと思われます。

でも実際には熊が人里に下りてきて人々は大迷惑。

だから共存を目指すために、木を植えようかという話になってきています。


 折角切った木を、また植える。

この一連の流れは決して愚かしいことではなくて、

私たち一人一人が大切なことを知ることができたという点では、

非常に有意義な教訓話だと思います。

でも、

今回私が言いたいのはそんな深いテーマではなくて、

もっと軽い気持ちで読んでほしい話なんです。

要はこの森林伐採問題は、

物事を軽く図ってしまったがために起きてしまったことなんですよね。



 私はギャンブルには一切手を出しません。

それは、負けたときのことを考えてしまうからです。

まだ年齢が二桁に到達していなかった頃に、

ゲームセンターで大損こいた時の体験が大きいのだと思います。

ギャンブルとは何も競馬や麻雀等だけに限定されず、

店の商品を盗むという行為もある種のギャンブル行為です。

見つからなければ儲けもの、見つかれば厳しい社会制裁です。

殺人という行為だって、

首尾よく殺せるか、それとも返り討ちに遭うかというギャンブル要素を孕んでいます。


 金銭や物品にまつわるギャンブルはリスクが軽く、

若者はステータス感覚で行う者まで出る始末ですが、

命が絡んだギャンブルは、それだけリスクも大きいのです。



 ここまでは前置きで、ここからが本題です。


 私は漫画やゲームの類が好きで、

これまでに色々なRPGをプレイしてきたものです。

そして類友が集まると、

「ゲーム世界に逝きたい」なんて言いだす者がいたりします。

「あのゲームの世界で主人公になって、世界を救う冒険をしたい」

「このゲームの世界にいるキャラクターを口説いて、俺の嫁にしたい」

「ネットゲームのプレイヤーではなく住人になって、ネット上で生活したい」

まあ、冗談で言ってる人が殆どだとは思いますが、

これらの発言すべて、

まるで自分がそのゲームの中心人物になれることを前提に話しているのが非常に気に掛かります。

前置きで触れたように、

ひどい楽観的思考でモノを言っているんです。


 仮にゲーム世界の住人になれたという前提での話ですが、

あなたの役職は、

町の入り口でひたすら「アリアハンにようこそ」って言う人かもしれない。

2007年にもなって「アリアハンにようこそ」の人かもしれない。

はっきり言ってこれはマシな方、むしろ一部のマニアにはかなり人気のポストみたいです。


 村人「迷いの森に行って、帰ってきたものはいない」

上記の台詞が示している内の一人で、

その迷いの森の中で白骨死体になってる役かもしれない。

主人公が調べると、

「返事が無い、ただの屍のようだ」と吹き出しが出る屍ならまだ良い方で、

すっかりオブジェ化して、

調べたところでウィンドウすら開かない、フラグも立たない。

登場する伏線は一応張られているが、登場時点で既に死後一年以上経っている。

せっかくゲーム世界の住人になれたのに、自分の意思で動くことさえできない。

そんな救いの無い役が当たってしまうかもしれない。

それでもいいのですか?


 昨今のネット上で、

「萌え」などの言葉と同じニュアンスでよく使われる言葉に、

「俺の嫁」というものがあります。

「長門は俺の嫁」とか「かがみは俺の嫁」とか。「ジャイ子は俺の嫁」とか。

これも冗談で言っている人が殆どではありますが、

なんで自分にそんな主役級の子がなびいてくれると、楽観的に考えてしまうんだと思ってしまいます。

何を堅苦しく考えてるんだ、

と笑われて然るべき内容であることは自負していますが、

そこはあえて文章に起こした私の心中を察してもらえると助かります。

それにあなた、

翠星石やヒナギクにも同じようなこと言ってませんでしたか?

嫁は悲しませちゃだめだゾ。



 ここまでグダグダ長文に付き合ってくれた皆さんに感謝。

そして最後に私が言いたかったことは、

二次元の世界に憧れちゃダメ、君は勇者にはなれない。

勇者の為に殺される役が当たっちゃうよ。ということです。

本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。