表紙「アイシールド21」

表紙「アイシールド21」


 ジャンプを日曜日に買える店を知っています。

でもこの言い方は適切ではなく、

私が暮らしている町では、日曜発売がデフォなのです。

 それはコンビニ、スーパー、場末の雑誌店を問わず、

日曜にジャンプを置いていない店の店主はモグリ扱いされてしまう、

町ぐるみで日曜販売を徹底している所なのです。

 田舎自慢が済んだところでジャンプレビューを行います。

なお、今回は早売りレビューのためネタバレは一切しません。

安心して続きをお読みください。

 ジャンプのキャッチフレーズといえば、

「友情・努力・勝利」の三本柱が有名ですね。スポーツにおける「心技体」のようなね。

でも、

「BL・覚醒・平等」に時代が移ろいはじめてきてますよね。

 BLの意味については各自調べてもらうこととして、

私が最近のジャンプで気になっているのは「覚醒」、

「BLEACH」に非常に多く見受けられるパターンですよね。

 今は昔、

朽木ルキアが半ば強引に兄に連れて行かれ、

一護達がソウルソサエティという場所に助けに行った頃…

 斑目一角などの強敵と戦いながら先を急ぐ一護は、

立ちはだかる更木剣八によってあっさり倒されてしまいます。

しかしそこで主人公補正が掛かり、

一瞬にして超絶パワーアップして復活し、更木剣八を返り討ちにしてしまいます。

 私がBLEACHを読まなくなったのはこの話以降です。

その後もルキアの兄との戦いでまた覚醒ネタを使ったようで。

 覚醒を認めてしまうと、緊張感がなくなるんですよね。

例えば現在、グリムジョーやウルキオラだとかと戦ってるようですが、

その戦いもどうせピンチになった後で覚醒して倒すんだろうな、

って考えが浮かんできちゃいます。

 一昔前は、強敵が現れたらひたすら努力するという表現が横行していました。

それは覚醒に比べてずっと現実的ではありますが、

読み手の子供たちにも推奨させるべき表現、と言えるのでしょうか?

 しかし実際、努力だけでどうにかなるほど世界は優しくはありません。

忍耐、努力、辛酸、苦渋、果ては絶望まで乗り越えてなおその高みに届かなかった者もいるくらいです。

 大人はすぐに、

「がんばれ」だとか「君はやればできる」とか、

無責任且つ無根拠でその場限りの励ましをかけてしまいますが、

子供は子供なりに、そのことを分かってしまっているんです。

 努力したって、自分は将軍にはなれないということに。

 漫画だからこその表現はバンバン使っていくべきです。

しかし使っちゃいけない表現もあるということを分かってもらいたい。

 それではどうするのかというと、

そこは頭をフル稼働させて考えてもらいたい。

読み手を飽きさせない、それでいて斬新で、且つ読者に共感が得られる、

新しい表現法を編み出してもらいたい。

そしてこの素晴らしき漫画文化の益々の発展に精一杯助力していただきたい。

なんだこのレビュー。