魔界からやってきた魔物と人間が協力して、

最後の一人になるまで、所持する本を燃やしあう戦いを通じて、

ガッシュと清麿の心の成長を描く「金色のガッシュ!!」、

6巻のレビューをはじめます。



金色のガッシュ 6巻表紙
6巻表紙、イギリスの農道を歩くガッシュと清麿。



 6巻の主な内容は、
・魔物を引き寄せる魔物、ヨポポとの出会い
・明かされるシェリーの過去、ゾフィスの存在
・いまだパートナーに巡り合えない、ウマゴン登場


 ウマゴンの登場だけでなく、

ヨポポとの出会いはガッシュにとって大きな意味を持たせましたし、

ゾフィスの存在は倒さねばならない魔物として描かれています。




 さてでは、

6巻で注目すべきポイントについて。
いよいよ“バオウ・ザケルガ”発動の巻ですが、
この術には特殊な発動条件があるようで、その謎は次回に持ち越し。



 その他の注目ポイントは、
ゾフィスのパートナーに選ばれた親友のことを思いながら戦うシェリー。
魔物に勝利し、気絶したシェリーを担ぎながらブラゴがこぼした愚痴。



「この戦いは、なぜこんな弱い人間と組まねばならん



 本当に、なぜなのでしょうか。



 魔物たちが術を発動する上では、本が必要になります。
しかしその本は誰が作ったのかも、どこから現れるかも分からない。



 4巻のティオの回想で、
魔界時代のガッシュが口から電撃を吐いているカットがあります。
もちろんその場には赤い本はないし、清麿もいません。
その電撃が“ザケル"であるという確証もありません。


 魔界にいればブラゴだって、掌から重力を発生させることができるはずなのに、
人間界では黒い本の魔力のせいか、
シェリーがいなければ呪文が出せません。



 今回のポッケリオ戦、
作中では名前が出てきませんが、木の形をしたあの魔物の名前です。
ポッケリオはパートナー共々密林に逃げ込み、
樹木の呪文を駆使して闘走、持久戦に持ち込みます。


 慣れない環境下で体力を奪われたシェリーがダウンし、
ギガノ級を出せないブラゴは格下相手に苦戦を強いられます。
人間とタッグを組んだ為に、足を引っ張られた典型例です。



 息があったコンビなら、
1+1が2以上の成果を生み出すことがあります。
プロレス然り、サッカー然り。
ボケとツッコミは、片方がいないと漫才が成立しませんね。



 なぜ魔界の王を決める戦いに、人間を関与させるのか。
デスノートじゃあるまいし、
本が魔物と人間とをつなぐ絆になっているわけとは一体、なんなのだろうか。


5巻