私は、ロボットが好きだ。

人生で一度はロボットを作ってみたいと、技術系の会社へ入社した。

しかし、異動に異動を重ね、ロボットとは縁遠い部署に配属に。

これは、残念で仕方がない。

仕方がなく、AIBOを買ったりしたものだ。

だが、デアゴスティーニのROBOXEROがこの夢を叶えてくれるだろう。


それはそうと、そもそもロボットを作りたいと思ったのは、鉄腕アトムがきっかけだ。

自分の息子に似たロボットを作り出してしまう天馬博士に、当時は誰もが憧れただろう。

マッドサイエンティストまでは行かないものの、劇中の天馬博士はまぁエゴイストだったが。。。


ところで、歌にもなっているので、鉄腕アトムの出力は10万馬力というのはあまりに有名だ。

なんだかイメージが湧かないが、10万頭の馬と同じ強さということ、なんじゃないかなー?と子供ながらに思っていた。

それじゃあ、イメージ湧かぬなら湧かせて見せようホトトギス。


馬力には、仏馬力、英馬力、日本馬力とある。微妙に違う。

これは、メートル換算だったりフィート換算だったりと、計量法の違いによるものである。

それでは、なじみ深いメートル法に基づいてみると、「1秒間に75Kgの重量を1メートル動かす時の仕事率」となる。

これを、さらに馴染み深いワットで示すと、1馬力はおよそ735Wということになる。

だから、ちょっと弱いめのヘアドライヤーと馬1頭は同じ仕事をしてくれるということだ。

とはいっても、馬が濡れた髪を乾かしてくれるわけではないので、注意されたし。

まぁ、馬に乗って颯爽と走れば髪は乾く。とはまた違う。

・・・かくして、鉄腕アトムは73,500kWで動くロボットということが分かった。


でも、待てよ。確かアトムは原子力で動くはずだ。

73,500kWってことは、小型の水力発電しかないではないか。

あー、ちょっと待てよ。確かアトムは後に、天馬博士に改造されて100万馬力になったんだ。

ってことは735,000kWだから、ちょっと大きめの火力発電くらいだ。

とても、原子力には程遠いじゃないか。

だいたい、原子力発電は核融合と核分裂の2種類ある。

核融合は太陽と同じだけど、地球の技術力では核融合はまだ実用段階でない。

いずれにしても、核から出る熱エネルギーだけでは電力は生まない。

エネルギー保存の法則からいうと、熱エネルギーを電気エネルギーに変換しなければならない。

そのためには、水を沸かして、水蒸気によってタービンを回して得る運動エネルギーを電気エネルギーに変換しなくてはならないのだ。

原子炉には、蒸気機関が必要なのだ。

だから、アトムはきっと、シュッポシュッポと蒸気が噴出しているに違いない!

なんて危ないヤツだ。


ちなみに、10万馬力のものって他にないか、調べてみた。

架空のロボットだが、ガンダムシリーズではブラウ・ブロ、ノイエ・ジールといった具合だ。

こいつらはモビルアーマーと言って、巨体である。

巨体だから、宇宙用とはいえ、こんな出力が必要なのだろう。

一方、アトムは地上用のロボットだ。

身長140cm、35kgの小さな体で10万馬力の垂直飛びをさせたら、800メートル飛べる計算になる。

原子力なんか使わなくったって、十分オーバースペックだぞ。


だから、これからは、安心・安全・エコで行くべきなんだビックリマーク