高知にいる時は営業マンをやっていたので、車の中でトイレ以外の何事も済ませる毎日だったが、東京に来てから車の運転は数えるくらい。
それでも高知に帰ったら運転したいので更新する普通自動車免許。マニュアルさいこー。
今日から今年の仕事始めという人も少なくなく、なんとなく気だるいサラリーマンの雰囲気と日本語が分からずホームでしかめ面の海外からの旅行客が東京駅にはひしめいていた。
カレンダーの赤文字も黒文字もあまり関係ない僕はそれを横目に目的地に向かう。
銀座・ヴァニラ画廊
新橋と銀座のちょうど間くらいの飲食ビルに挟まれてこの画廊は存在する。
僕も個展への来場は久々でなんとなく緊張して中に入る。
地下二階。
光宗薫さんの『ガズラー』。
アイドル歌手だった光宗さんはその枠から飛び出してアートの世界でも御活躍されている。
『ガズラー』はどことなく絵でありながらも私小説的で、それでも見て読んでいる僕も身に覚えアリで、心の中を小さじ一杯分くらい軽くえぐられた様な気分になった。
これは不快というわけではなく、共感という意味で受け取ってほしい。
一生懸命、日々をやっとこ生きている人間にしたら、身に覚えのある感覚を光宗さんは描いていたと思う(あくまで一生懸命生きている人に向けてである)。
『ガズラー』は誰の胸にもいる。
それに気付く人もいる。
気付かず蝕まれて終わる人もいる。
気付いても蝕まれて塞がる人もいる。
意識高すぎて気付かない人は幸運で少数だろう。
きっと光宗さんは暗闇に落ちたか落ちそうになったか、とにかく一度KOされたのだと思う。
だからこそ見えてきた世界があるのだと思う。
僕も若い頃に落ちた。
大人のいいオモチャにされた事もあった。
だからこそ、ほんの少しだけそういう人の気持ちが分かる。
分かるからこそ突き放す時もあるけども。
話が逸れました。
『ガズラー』は沢山の素晴らしい作品達が待っていました。
僕のえぐられた心ははまた大きく膨らみそうです。
HALUNA(Lilbrave)
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