みなさま いかがお過ごしでしょうか
私も天外者観てきました。

先週末から始まった映画  天外者を
ご覧になった方々の色んな感情を
感じた週末でした。

その週末の出来事
お聞き頂けましたら幸いです。


皆様が体験されたことも、私の目の前で
起こった事も、別々のようでいて
実は繋がってループして広がっていくん
じゃないかって思ったんです。



土曜日に行きました一回目は
(2回見ることになったので汗)

逸る気持ちを抑え、五代友厚という
幕末から明治にかけて、大阪を発展に
導いた偉人に向き合わねば、と思いすぎて
五代友厚の偉業の物語だという事は
よく理解できたのですが、あらすじを
追うので精一杯になってしまいました。


最初は映画のせいにして。
家についた後も、あそこでそうなって
なんでかなーと考えて。

情けないです。


翌日は父の七回忌の法要で、コロナの為三密にならぬよう、お墓の前で和尚さまにお経をあげていただいた。
お空の下のお経は、すがすがしく
雲が東西に川のように大きく流れていて
父はゆったり一緒にいるようでした。
その後、お庭の美しいお店で食事した後、
帰り際玄関に飾られた水墨画に気づきました。

どなたの絵なのか分からないけど
馬が描かれています。
題目は旧字混じりで読めないのですが、
天馬という文字が書かれていました。

気老いなく、軽やかに
駈けている馬の姿でした。


なんとなく、もう一回観て見ようかと
夜になってから、見に行きました。




一回目の時より小さなスクリーンで、
席も少ない。
三十代と思われるご夫婦が、1つ空けた隣席になりました。
旦那さんはおそらく奥さまに連れられて来たのでしょう。映画が始まる前の時間、
留守番させているお子さんを案じる言葉と、
「ねぇ、終わったらなに食う?」を数分おきに
ため息混じりで奥様に話しかけていました。

奥さんの為に一緒に来られたのでしょう。



映画が始まり、2回目の映画で、私は恥ずかしながらやっと理解しました。
最初と最後の場面の春馬さんが
すっと繋がって、
その人の持っている本質と、人を
愛する力はループするんだって。
偉業を実現させる力を、よみがえらせるのも
人なのかなって。



終盤になってやっと私は理解したけど
隣の彼は、もっと前から泣いていて、
彼に引きずられるように私も泣きました。


エンドロール終わっても
お客さん達が歩き出して
とうとう奥さんも歩き出しても
彼は立ち上がれなかった。

涙グショグショで。。。
シートに沈みこんでいきました。



春馬さんの生き方が、彼のこれからの人生に
宿った瞬間に立ち会わせてもらったように
思いました。


春馬さん喜んでいるだろうな。


この気持ち、みんなそれぞれ違うけれど
それぞれ皆様が、特別な感情になった
週末でしたよね(*^^*)