有田焼 
伊万里焼 
唐津焼 
波佐見焼

名だたる窯元の近くで営んでいる

唐津焼きの流れを汲む窯元

土のぬくもりと
土の持つ素材の力強さが
ただろう焼(多々良焼)を生む。

今では二件だけになってしまった
内のひとつ。
伝統と技術をまもりながら、
独自の作風を取り入れ、
半農半陶で「金子窯」を50年
守っていらっしゃる
金子認さん

今回の取材先である
金子焼の存在を見つけたのは
春馬さんのようです。


写真が載っているのですが

春馬さんは、目線を会わせるように
しゃがんで陶器を見つめてます。

まっすぐな瞳は
陶器の背景にあるものと
会話しているよう。


 
陶器の色


かいゆう(灰釉)という釉薬の
成分の鉄の現れかたで、
茶色の色具合が変わるそうです。

またいい土より、悪い土のほうが
微妙な色合いになることに
なるほど!と春馬さん




心地いい陶器に仕上げる為に
作り手に、沢山の工夫がこめられている

そんな会話に、春馬さん
言葉には出さないけれど
尊敬と感動の念を抱いて
いらっしゃるように
思えました。



面白い成計方法

陶器の成形の方法は
底になる部分の粘土を円形にのばし、
その上に棒状の粘土を輪積み、
蹴ろくろで回しながら、
「トキャー」「シュレー」という
しゃもじような道具で叩いて
形を作っていく。





幸せな時間

バチンバチンと叩くうち、
みるみる薄く滑らかにする過程を
見守り続ける春馬さん

終わったとき
「凄いね」と一言つぶやいたそうです。


金子さんの行程に、春馬さんが
呼吸をあわせて
卓越した技術を吸収していく姿を
想像してみる。

彼の演技は
努力を惜しまず
技術的にその人に近づいてた。


帰り際 金子さんは春馬さんへ
「あなたと会えて幸せな時間でした」
とおっしゃったそうです。


こころ  と  こころ
をプレゼントしあえる
関係を築いていく。
お二人の関係が素敵で素敵で。

胸が熱いです。






金子認さんが蹴ろくろを使って、
うつわを成形する様子が載っています。
多々良地区が大かめの里だったこと、
無形文化財技術記録に選定されたこと
土づくりを人間の骨肉皮膚に例えて
型くずれしない粘土に仕上げること。

金子の人柄が解る記事です
2012年10月19日記事