『新婚の妻パウリーネのために書かれたと伝えられる「4つの歌曲」作品27の締めくくりに位置する。シュトラウスの作品のなかでも特にロマンティックなものの一つとされ、知名度も高い。簡素ながら、非常に繊細な美しさを持った作品で、ジェラルド・ムーアは著書『歌手と伴奏者』のなかで、「『壊れものにつき、取扱注意』のラベルを張るべきである」と述べている。
ジョン・ヘンリー・マッケイによるテクストは、明日、輝く太陽のもとで、愛し合う二人が再び一つになるだろう、というきわめて希望に満ちた愛の詩で、やや感傷的であるが、儚く、繊細な詩である。シュトラウスもそれを受けて、繊細の極みといってよい音楽をつけた。Langsam, sehr getragen(ゆるやかに、きわめて落ち着いて)、ト長調、4/4拍子。最初のフレーズが解決しないうちに、歌がサブドミナントで入ってくる開始は非常に印象的である。
作曲者自身による管弦楽編曲もあり、そこでは、一貫してアルペッジョをハープが、主旋律を独奏ヴァイオリンが受け持っている。』
(ウィキペディアより)
Morgen!
- John Henry Mackay
Und Morgen wird die Sonne wieder scheinen,
und auf dem Wege, den ich gehen werde,
wird uns, die Glücklichen, sie wieder einen
inmitten dieser sonnenatmenden Erde...
そして明日には太陽が再び輝くだろう
私の歩む道で
私たち 幸せな二人を再び一つにするだろう
この太陽の息づく大地のさなかで
Und zu dem Strand, den weiten, wogenblauen,
werden wir still und langsam niedersteigen.
Stumm werden wir uns in die Augen schauen,
und auf uns sinkt des Glückes stummes
Schweigen...
そして広々として 青く波立つ浜辺へと
私たちは静かに ゆっくりと下りていき
黙ったまま相手の目を見つめるだろう
すると幸せの無言の沈黙が私たちに降りてくるのだ
Und morgen wird die Sonne wieder scheinen,
そしてあした、太陽はふたたび輝き、
und auf dem Wege, den ich gehen werde,
私が行くことになる道の途上で、
wird uns, die Glucklichen*, sie wieder einen
幸せにつつまれた私たちを、再びひとつにしてくれるでしょう。
inmitten dieser sonnenatmenden Erde . . .
太陽が生を吹き込む、この大地のただ中で...
Und zu dem Strand, dem weiten, wogenblauen,
そして青い波の打ち寄せる、広大な海岸へと
werden wir still und langsam niedersteigen,
私たちは静かに、ゆっくりと下りてゆくでしょう。
stumm werden wir uns in die Augen schauen,
私たちは何も言わずに、互いの瞳を見つめあうでしょう。
und auf uns sinkt des Glückes stummes Schweigen. . .
そして私たちの上には、言葉のない至高の幸せが降りてくるのです。
☆☆☆
久しぶりに彼女の夢をみた。
なつかしい笑顔に逢えた気がした。
夢なので
面影は初恋の人とも重なっていた。
自分の中にまだそのような想いがのこっていたのかと
目覚めて少し 安堵した。
おだやかな気持ちで
しばらくその余韻の中にいます。
リヒャルト・シュトラウスの「明日」
ヘルマン・プライ の歌で聴く。
吉田秀和氏の音楽評論で「ホール・ルプー・プライ」という文章があった。
フルートを始めていたころのこと。
長い年月を経て、今
そのプライの歌声を聞いている。
