春からの振り返り1 | 自分らしくしなやかに

自分らしくしなやかに

自分の人生をいきたいと願いつつ還暦になってしまいました
母の縛りはますます強固に、介護という名で重くのしかかっています

ご無沙汰していました

 

母が緊急入院、手術し

少しばかりのリハビリを経て退院してから

1ヶ月が経とうとしています

 

嫌になるほどエピソードが溜まっていますが

少しずつ遡りながら

記録しておこうと思っています

 

去年の秋、春に10連休となるかもしれないと

噂がちらほら出た頃に

「えい!」とばかり決心して旅行を予約しました

 

しかも海外

 

旅行社のツアーもまだあまり出ていないし

なにせGWだから高い!

おまけに海外だと長い

 

いくら思い切って出かけられたとしても

早々長くは行きづらい

 

ということでネットで探して

とりあえず飛行機を押さえました

 

そこの旅行社にホテルも依頼して

現地4泊3日間の予定を組みました

 

そこから半年かかって

母をどうするか

 

ショートを探したり

在宅で見れるシフトを組めるのか

ちょっとずつ検討していきました

 

3月末までキャンセルか可能だったので

最悪は諦めればいいことで

とりあえず決めなきゃ前に進まない

そう思って決めました

 

でも、本当の目的は

旅行そのもので無く

自分の人生を少しずつ取り戻すための第一歩

 

そう思っていました

 

認知レベルが普通に近かったり

○ケ○ケだったりと

まだらな母に

どこまで説明すれば分かるのか

絶対納得したり認めたりはしないけど

 

私や、私が私の家族と

母とは別に過ごすことを

それが当たり前だと言うことを

示したかったし

 

それがこれからの

在宅介護を続ける上では

大切なことだと思いました

 

ケアマネさんや訪看さんに相談し

私自身の心療内科の先生や

カウンセラーともなんども話し

 

少しずつ少しずつ

母を諦めることができてきて

心が軽くなって行く気がしました


 

特に母が私に浴びせる言葉の中には

「母は私を娘とは思ってないなぁ」

「私のことは便利な道具か女中くらいにしか思ってないんだなぁ」

と本当に、本当に感じることが多く

 

それは悲しいことではありましたが

「母に分かってもらうことを諦める」

もっと言えば

「母が母(であることを)を諦める」

ことの原動力にはなりました

 

でも実際に

毎日顔を見て話し

やはり年老いて小さくなった母を見ると

自分の思いを優先させることが

本当に間違っていないのかなんども揺り戻されました

 

分かってもらおう

理解してもらおうと思うから

 

分かってくれない母に腹が立ち

 

私がいかに非常識で

好き勝手をしていると

貶めて詰ってくる母に対して

 

一生懸命言い訳をし説明をつくそうとしていました

 

「そんなこと無駄やと思うよ。

ママはまだ分かってもらおうと思ってるん?」

 

娘に言われてふと気がついて

自分を正当化するために

理解してもらおうと思っていたのかもしれないと

 

母が私のことをどう思おうと

そんなこと関係ない

って思ってしまったら

本当にふぅーと

軽くなりました

 

頭で分かっていると言うことと

心で分かることは

こんない違うんだと

思うくらいストンと

心に落ちる瞬間でした

 

そこからは

とりあえずGWには旅行に行くことを目標に

色々と段取りを進めていきました

 

また続きます