早朝の呼び出し | 自分らしくしなやかに

自分らしくしなやかに

自分の人生をいきたいと願いつつ還暦になってしまいました
母の縛りはますます強固に、介護という名で重くのしかかっています

昨日は朝の5:15にピンポンが鳴った。

 
慌てて上がって行くと、母はベッドの中
「トイレ?」と、聞くと
「〇〇のお父さんが、病院でこけたっていうから、
私来てんけど助けることもどうすることもできへんし、
とりあえずそこのソファーに連れてきて横になってもらってるねんけど、
私どうもできないから呼んでん」
 
とりあえず、半分寝ながら「ふんふん」と聞いていた。
 
「でも、もうお父さんいてはらへんやんな?夢か?これは・・・」
 
「そやね」
 
〇〇とは主人のこと。
主人の父は、脳梗塞から長く病院、リハビリ病院、
老健、病院と転々としたまま、
一度も家に戻ることなく数年前に亡くなりました。
 
最近また、母は若干昼夜逆転気味で、
寝ぼけることが多くなってきて、
夢か現実か分からなくなったのかもしれないけど、
 
「夢かなと思ってんけど、ちょっと訊いたら分かると思って・・・」と、
朝の5時に呼ばれた訳だ
 
「きっと夢やね。ここには誰も居てへんよ。
まだ早いからもう少し寝よう」
 
そう言って母の部屋から退散したものの横になってみたけれど
ほとんど寝られずに起床時間になった。
 
 
そして今朝、また5時にピンポン
駆け上がってみると部屋に母は居なくて
車椅子だけがベッドの脇にあった
 
なぜか母はトイレにいて
帰れなくて呼んだらしい
 
どうやって?
 
普段は車椅子からトイレの中の2、3歩すら
手すりにしがみついてヨタヨタなのに?
 
母自身もどうやって来たのか分からないらしい
部屋から数歩で、手すりが付いているところもあるけど
母が普段歩く距離では無い
 
慌てて車椅子を持って
今にもへたり込みそうな母を乗せて
ベッドに送り込んだ
 
 
私ももう少し寝れるかな・・・