今日(もう昨日だけど)の大阪は
暖かくて過ごしやすかった
何も予定の無い母を連れて
相変わらずのデパートへお出かけした
朝一番、母の部屋の前を通ると
トイレ帰りの母が車椅子に
だらしなく座りながら廊下にいた
開口一番「目が見えへん」
あぁ、また始まった
「目が見えない」
これで何度
眼科に行き
眼鏡を作り
白内障の手術までして
なのに未だ「見えない」を繰り返す
元々眼が良くて
老眼以外に不自由の無かった母にとっては
老化でおきてくる色々な不自由が受け入れられないようだ
そうして
眼鏡は10で済まないくらい作ってきた
最後に行った眼科では特に問題は無い
乱視もあるし年相応に調節機能が落ちてるから
眼鏡で補うようにと処方箋も書いてもらった
(お母さんよりはるる♪さんの方が
検査して下さいと言われた)
まぶたが力なく下がってきているので
それで見にくいのであれば
ちょっと切って上げれば良い
いわゆる眼瞼下垂
いつでもすぐできますよ
と言われた
今朝の母は
左目のまぶたを
わざとらしく半分閉じて目を塞ぎ
見えない見えないを繰り返す
「だったら買い物に行ってないで
眼科に行こう
切ってもらえばすっきりするから」
と
言う私
「いや、もう手術はしたくない
しないと決めた」
と言う母
「外来で10分ほどで終わる手術と言うほどのもんちゃうやん」
この繰り返し
もういやや
何一つこちらの言うことは受け入れず
毎日毎日
目が見えへん(見えてるやん、見づらいのは私もです)
耳が聞こえへん(突発性難聴になったのは可哀想やけど、片耳はしっかり聞こえてます)
立たれへん(麻痺があるわけではにので、自分のリハビリ次第です)
歩かれへん(同じく)
毎日、することも無く
自分の不幸を嘆いて
と言って
それを改善すべく努力をしたり
工夫をしたりもしないのだから仕方が無い
今日もどこに行くか
何を食べるか
自分で決めるまで
私の口からは言わなかった
母の思いを忖度して
色々考えていっても
違ってたら後から
「本当○○の店見たかった」とか
「○○は歯のせいで食べ難いねん」とか
言われて
散々イヤな思いしてきたから
母が決めるまで何も言わないと決めた
「どこでもいいから
それくらいあんたが決めて
連れって行ってくれたらいいのに」
なーんていうけど、
自分で考えるのがめんどくさいだけ
に決まってる
親の行きたいところ食べたいものくらい察しろ
って?
後付けで文句を言うのはいつものこと
でも、最近ちょっと
頭の方が緩くなってる・・・
だから楽な面もちょっとだけ有る
そう思って気を緩めると
容赦の無い言葉が飛び出して
余計に貶められるけど
もういい加減
私の精神もボロボロ・・・
母と向かうことから降りても
いいかな?
ひとりっこだと
背負わないといけないのかな