ダンナが「なんで同居する事になったのか未だによくわからない」
「今からならわかるけど、今まで何の意味があったん?」
と、言い出した。
確かにそうなんだ。
20年ほど前、
私は祖母が亡くなってひとりになった母を、
ひとりにはしておいてはいけない病にかかっていた。
そして自分の姉が年老いてから長男夫婦と同居して
冷たく(そうでも無いと思うのだが)あしらわれているのを見て、
「同居するなら孫の面倒の一つも見れるうちからしないと、
歳とってからするのはうまくいかないわ。」
と常々言うもんだから
早く同居しなくちゃ病になっていた。
しかも、淋しい思いをさせないよう、
疎外感を持たないよう
私なりには精一杯考えての同居だった。
結局、私はいつも母の意向を優先し、勝手に決めて
そうなるようにダンナを誘導していたことに
気がついた。
外食するときの店、旅行の予定、献立やインテリアまで
文句があってもあまり言わないダンナより
機嫌を損ねるとこちらがしんどくなってしまう
母の意向を優先することが楽だった。
それは同居する前から始まっていたが、
まさかこんな生活がこんなに長く続くとは思ってもみなかった。
今は、とてもダンナには申し訳ないことをしたと思っている。
それでもたまにダンナが母に対して無愛想な返事をすると
「お願いだから、機嫌良くしゃべってよ~」と思う。
母のためなのか、主人を悪く言われたくないからなのか
自分が辛いからなのか・・・
死ぬまでここでとずーっと言い続けている母
(たまに人の顔色みるように、どこでも探してくれたら入るで!!というが)
デイもショートも拒否の母
ここは家だけれど
私たちの家庭ではない
限界が近いかも・・・