同居 | 自分らしくしなやかに

自分らしくしなやかに

自分の人生をいきたいと願いつつ還暦になってしまいました
母の縛りはますます強固に、介護という名で重くのしかかっています

ダンナが「なんで同居する事になったのか未だによくわからない」
「今からならわかるけど、今まで何の意味があったん?」
と、言い出した。

確かにそうなんだ。
20年ほど前、
私は祖母が亡くなってひとりになった母を、
ひとりにはしておいてはいけない病にかかっていた。

そして自分の姉が年老いてから長男夫婦と同居して
冷たく(そうでも無いと思うのだが)あしらわれているのを見て、
「同居するなら孫の面倒の一つも見れるうちからしないと、
歳とってからするのはうまくいかないわ。」
と常々言うもんだから
早く同居しなくちゃ病になっていた。

しかも、淋しい思いをさせないよう、
疎外感を持たないよう
私なりには精一杯考えての同居だった。

結局、私はいつも母の意向を優先し、勝手に決めて
そうなるようにダンナを誘導していたことに
気がついた。

外食するときの店、旅行の予定、献立やインテリアまで
文句があってもあまり言わないダンナより
機嫌を損ねるとこちらがしんどくなってしまう
母の意向を優先することが楽だった。

それは同居する前から始まっていたが、
まさかこんな生活がこんなに長く続くとは思ってもみなかった。

今は、とてもダンナには申し訳ないことをしたと思っている。

それでもたまにダンナが母に対して無愛想な返事をすると
「お願いだから、機嫌良くしゃべってよ~」と思う。
母のためなのか、主人を悪く言われたくないからなのか
自分が辛いからなのか・・・

死ぬまでここでとずーっと言い続けている母
(たまに人の顔色みるように、どこでも探してくれたら入るで!!というが)
デイもショートも拒否の母

ここは家だけれど
私たちの家庭ではない

限界が近いかも・・・