目的地をまず定めるか、自分の好むやり方でとりあえず進むか | H's Road to Somewhere She Never Knows

目的地をまず定めるか、自分の好むやり方でとりあえず進むか

NO LIMIT ノーリミット 自分を超える方法/栗城史多

¥1,470
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今日はこの本を読みました。

その後、就職活動をしている後輩の相談に乗りました。


栗城さんも言っているし、よく聞く言葉だけど、「夢とか特にない」「将来目指すものもない」っていう人は多い。
その言葉って、本当に何にも興味が無いか、あるいは、
本当は何かやりたいことがあるけど、やれる自信がないから逃げているか、
どっちかみたい。
それでも、「自分の心は何に反応するのか?」
「何をしていたら、満足しているのか?」っていう栗城さんの言葉には、答えられるんじゃないだろうか。


逆に、「これをやり遂げたい」「こうなりたい」っていうものがある人もいる。
栗城さんがどっかの湖で、ボートを漕ぐんだけど上手くいかない。
それを見て「目的地がないからだよ」と地元の人が教えてくれる、というエピソードが書かれているけど。
ただ、目的地が明確だから歩みも軽いっていうのは違っている。


言いたいのは、どちらの場合も「一歩を踏み出す」自分がいなきゃいけないってこと。
「一歩を踏み出す勇気は、『今、やりたい』という自分の気持ちを信じることから生まれる。」

「素直になろう。
どっちに転んでも人の最期は皆一緒。
危険も不安もなくなりはしない。
だったら、素直にやるしかない。」

「『生きている』とは楽しむことだ。」

そして、その『生きている』瞬間というのが、栗城さんにとっては、
いくら苦難に直面して悪戦苦闘するはめになっても、そんな自分をかっこいいと思えている瞬間。


一歩一歩、一つ一つ、小さな積み重ねを、楽しみの中でやっていかなくてはいけないよ、と。
それが正しければ、人とつながって、世界とつながって、山とつながって、自然とつながって、
調和していくんだよ、と。

「叶わない夢は、自己満足で誰も幸せにならないもの。
叶う夢は、自分もまわりも幸せになるもの。」
栗城さんはこう言い切る。
在り方、ということなんだなぁ。