おはようございます!
本日もバンクーバーは晴天、気持ちの良い朝を迎えました
みなさまいかがお過ごしでしょうか?
さて、先日よりアナウンスが続いていた新しい経済支援制度
The CERB
(Canada Emergency Response Benefit)
の概要が明らかになりました。今までのアナウンスでは対象者はCanadiansと記載があったので、カナダ国民以外は対象外なのか?という疑問点もあったのですが、昨日発表があった概要文を読む限り、カナダ国民以外も対象になりそうなので少しまとめてみたいと思います。
CERB以外の通常のカナダの保険制度
まず昨日の発表以前に政府が対応していた保険制度を簡単に説明をすると、カナダで働く時、毎回給与明細をもらっている方はすぐに確認できるかと思いますが、それぞれ毎回EIというカテゴリーでお給料からいくらか天引きをされていると思います。
それがカナダの雇用保険制度の天引きであり、雇用主・自分自身の給与から数パーセントのお金を毎月支払っております。(細かい数字などは割愛します。)
そこで通常は、職をあらゆる理由で失ってしまった人に対して、レポート提出や再就職の意思はあるかなどの定期的な政府からの確認はありますが、給与の数パーセントが援助されるというシステムです。ただ、そこにももちろん条件があり、給与明細のinsuable hoursのトータル時間が過去1年まで遡り、700時間を超えていれば申請資格あり。ということになります。
ここからCERBの簡単な説明。
ただ、これだけでは生活困難になる人が多数見込まれるため、政府が経済生活支援として始めるのがCERBです。
条件の一つに、
カナダに住んでいる15歳以上のコロナウイルスの影響で職を失った方
と記載があるので、必ずしもカナダ国民でなければいけないわけではなさそうです。
ただし、カナダ国民・移民権保持者以外の受給の可能性は100パーセントではないようなので、申請すればもらえると淡い期待を抱かない方が良いかと思います・・・笑
(もらえなかったら、ショックだから)
その他の条件はサイトに記載があるので気になる方はチェックしてみていただきたいのですが、
2019年の収入が最低でも5000ドルを超えている または EIへの申請資格のある方
なんていうのもあったので、ワーホリであればフルタイムの仕事を2019年に2ヶ月〜3ヶ月行っていれば5000ドルは超えているんじゃないかと思います。という事は必然的にEI受給資格に満たしていなくても、申請は可能という事です。ただ先ほどお伝えした通り、短期滞在の労働者は受給資格が確実に与えられるわけではなさそうなので、申請したからといって受給されるかは分かりません。
そりゃ国民第一ですよね、理解できる対応です。
あとは例えば政府が例に出しているケースを記載すると、
【あなたは学生で、去年仕事をしていました。今年の夏にまた仕事をしようと計画していました。(おそらく今は働いていない設定。この場合は私の見解ですが職に就くのが困難なこの状況でも、コロナウイルスの影響による一時解雇者ではないので)このような方は対象外です。】
と、あくまでもコロナウイルスの影響で職を失った方への緊急援助がメインと言ったところでしょうか。
この2つの制度の大きな違い。
そして手元に入ってくる金額。
ここに大きな違いがあります。
EIの場合→自分が貰っている給与に対して55%の受給
(すみません確かな数字ではないです。ただ全額ではないです)
CERBの場合→月2000ドル(毎週500ドル、最大16週間)
この月2000ドルを考えれば、大体の短期滞在者にとってはCERBの方が受給金額が明らかに多いのです。ワーホリで来ていて働いている方であれば、フルタイムで働いている時の給与とさほど変わりはないかと思います。(チップは抜かしての話です。)
私もまだ読みながら理解しているところで間違った情報や確認漏れもあるかと思うので、自分が対象かも?と思った方は、ぜひサイトを確認してみてください!
申請は4月6日スタートです!
(EIをすでに申し込んだ方に対しては、自動的にその申請はCERBに移行されるとの文面もあるのですが、そこの詳細は未だつかめず。)
申請者の管理をしやすくするため、生まれ月によって申請が出来る曜日が変わります。ご自身の生まれ月対象日もぜひご確認ください。(申請できないわけではないですが、そのように促進して管理する事で混雑を避けたいのかと思われます。)
こんな風に色々な対策を考えてくれている政府に感謝とともに、日本はマスク2枚配布なのか。。つけたら絶対かからない、うつさない魔法のマスクだったら欲しいけどな。
では、お昼を過ぎましたのでコーヒーブレイクと、ヨガタイム始めようと思います。