なんか、キャンピングカーみたいな車だった気がする。
でも、あまり気にも止めず玄関を開けると、知らない男の笑い声。
嫌な予感がしながらも、茶の間の扉を開けた。
おかえりなさい!
と、まず弟が。続いて、母。
そして、知らない男がまるで自分の家のように寛いでいました。
またか、と思ったけど、とてもショックだった。
なんだそれ。と。
裏切られた様な気がしたんですよね。
でも、前の人とは違い、人当たりの良い人でした。
そして、母から紹介を受けた。
長野から2週間だけ、こっちにいるみたいだから、家に泊めてあげてると。
中学時代の先輩なんだ。と。
そう聞いて、少しホッとしました。
長くいるわけじゃないんだ。って。
そして私も、娘です。と一応頭を下げると、一生忘れない言葉を言われました。
いつまで、ここに泊まるの?
と。
意味が全然分からなかった。
だって、ここは私の家だから。
泊まるって何?と聞くと、母は焦ったように、こう言った。
ここもあなたの家だもんね。
と。
母親は、この男に、私は父親と一緒に住んでると説明していたのです。
何故かは未だに聞けていません。
聞きたくもありません。
私は、涙を必死に堪えて、疲れたからもう寝るね。と自分の部屋にこもりました。
この時、私はここに居てはいけないんだと、本気で思いました。
母親は私と一緒に暮したくなかったんだ。
邪魔なんだ。
と。
ここから、私の性格が歪んでいきました。
家に居たくない。
この時ほど、部活をやっていれば良かった。と思うことはありませんでした。
小4の時、少しだけバレー部に所属していましたが、弟の面倒を見なくてはいけない。というのと、集団行動が苦手な私は、部活がすごく苦痛だった。
だから、すぐ辞めてしまったんですよね。
だからとりあえず、この男がいる間は、父親の所へ戻りました。
弟も一緒に。
弟も、もう小学生だったから、色々理解し始めていたんでしょう。
自分から、一緒に行くと行ってついてきました。
父親の新しい奥さんを、私はお姉ちゃんの様に思っていたので、全て話していっぱい泣きました。
いつでも、来ていいからね。と優しく言ってくれた事がとても嬉しかった。
その男が長野へ帰ると、母親は迎えにきて、私達に謝ってきました。
とりあえず、家に戻りましたが、私は未だに母を許してはいません。
そして、また3人での平和が戻ると思った。
けど、それは甘い考えでした。
数ヶ月後、またその男はウチに戻って来たのです。
そして、事件が起こります。
その話はまた後日。
ではー