撮影当日、予定より少しだけ早めにスタジオ入りした木村は、さっそく監督とアクションやポージングについて打合せを開始。時には身ぶり手ぶりを交えて入念に動きの確認をする木村。監督も思い描いているアクションを次々と再現する木村に、大きく頷きながら笑みがこぼれる。そしていよいよ撮影がスタート。木村の合図で7人のキャストが一斉に動き出すシーン。その最初のポージングこそが、ほんの数分前に監督と木村との打合せの中で考案された、両手で進むべき方向を指し示すポージングだった。
予定を大きく上回るスピードで順調に進む撮影中の一コマ。撮影を終えたばかりのシーンの映像を、スタジオ内のモニターでチェックする木村。すると撮影したカメラとの位置関係で、思っていたより少しだけうつむき加減に映ってしまったようで「顔を上げなくちゃいけないのに、下を向いてちゃダメだね」と、もう1テイクの撮影を志願。撮影中もとことん「自信」の表現にこだわっていた。
アップテンポのリズムに乗って次々と画面が転換する今作、撮影を要するカットは30カット近くにもおよぶ。これを1日で撮影するため、撮影は深夜に及ぶ……予定だったが、木村の撮影はほぼNG無しで次々と進み、カットを重ねるごとに予定を上回るスピードで進行。そして最終的には予定を4時間も短縮して撮影は終了し、現場のスタッフにとってはうれしい驚きだった。
早く見たい
どこかで流れるかな