”今日は2016年1月18日”
彼からこの日付をはっきり告げられたのは、この日が1つの区切りになるから
この日を境に彼らの立ち位置が変わる日
いままでだって自由にできていたわけではない
新しい支配下で新しい体制のもとで進んでいかなければいけない決断をした記念日
だから、彼はこの日付をはっきり、冒頭で告げたんじゃないだろうか?
自分たちの言葉でないことは明らか
”解散”ということばも告げられない会見
あなたたちにその言葉を口にする権利はないのよと言われているような気がした
それを決めるのはあちら側
それを決められるのは今後の様子を見てからねっていわれているような気もする
だから彼らは、YesともNoとも答えなかった
答えることすら許されなかった
彼らが一番心配してるのは、世間ではない、彼のいうたくさんの方々ではない
彼らが語りかけたかったのは、たぶん、ちがう人たち
何度もまばたきをし、なんども唇をなめ、唇をかみ、奥歯を噛み締め
ただ前を見てすすみたいと思いますと語った彼ら
その道はどっちに進むかわからない道なのか
信じて進んでいける道なのか
彼らが転んでも、そのそばで私たちの声が聞こえたら、彼らは立ち上がってくれるんだろうか
夢は叶うんだろうか
その場所へたどりつけるんだろうか
前に!