次の日、家のポストを見ると、大きな封筒が入っていた。
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中身は公正証書だ。
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養育費支払等契約公正証書
本職は、平成31年2月○日、当事者の嘱託により、法律行為に関して聴取した陳述の趣旨を録取し、この証書を作成する。
法律行為の本旨
N(以下「甲」という)とハル(以下「乙」という)は、子の養育費支払等に関し、平成31年2月○日、次のとおり契約を締結した。
第1条(養育費の支払)
甲は、乙に対し、両者間に生まれた未成年の長男○○、以下「丙」という。)の養育費として、2019年2月末日に限り、18万円を、2019年3月から2019年9月まで、毎月末日限り金6万円を、2019年10月から丙が成人に達する日の属する月まで毎月末日限り金5万円を、下記金融機関の預貯金口座を含む乙の指定する預貯金口座に振り込む方法で支払う。その振込手数料は甲の負担とする。
記
金融機関 ○○
支店名 ○○
種類 ○○
口座番号 ○○
口座名義 ○○
第2条(通知義務)
甲は、住所、連絡先(電話番号等)又は勤務先を変更したときは、速やかに乙に通知するものとし、乙は連絡先(電話番号等)又は第1条の金融機関の貯金口座を変更したときは、速やかに甲に通知するものとする。
第3条(清算条項)
甲及び乙は、丙の養育費の支払に関し、本公正証書に定めるほか、何ら債権債務のないことを相互に確認する。
第4条(強制執行承諾)
甲は第1条の金銭債務を履行しないときは、直ちに強制執行に服する旨を陳述した。
以下本旨概要件
かたく文章で表してあったが、毎月の養育費の支払いのこと、支払わなかったら強制執行ができることがちゃんと盛り込んであった。
これで今後、元旦那が養育費を支払わないときには、ちゃんと支払ってもらえる。
たぶん元旦那は私がここまでするとは思っていなかっただろう。
私に今まで甘えてきたから、自分では何もしたことがなかったんだから。
離れていても父親の責任としてそれくらいのことはやってもらう。
世の中には養育費はもらってないけど、面会だけする家族もいる。
養育費と面会の権利は別物だけど、子供のためな残しておけるお金が増えるのなら、貰えるものは貰っておきたい。
もしもらえなくなっても、自分の給料だけでももちろん生活はできるようにはしている。
今後幼い我が子のためにできることはなんだってするつもりだ。
私たちのせいで、子供から父親を奪ってしまった事実は消えないけど、それでも私と子供で笑って毎日を過ごしたい。
今回の養育費の件が終われば、弁護士さんとも終わりスッキリできる。
私は公正証書に割印を押し、委任状にもサインを書いて、弁護士事務所に書類を持っていった。