昨年、秋の話。
一人で夜行バスに乗って瀬戸内海沿岸の町に行きました。
久しぶりのバスの旅。日本では初めてでした。窮屈なバスの中では一睡もできなかった。不安な思いだけが胸いっぱいに広がって、ずっと窓の外を眺めてた。空が白みはじめた頃、本州から大きな橋を渡り四国に入りました。目に映るどれもが初めて見る景色で、胸の中にあった不安な気持ちが少しだけ和らいだのを覚えています。
朝の7時頃に目的地のバスターミナルに着きました。バスを降りて荷物を受け取ると、10時間のバス旅で強ばった身体を目一杯伸ばした。顎を高く上げ見上げた空は太陽の陽射しでキラキラ輝いているようでした。
駅に向かう途中、沢山の道行く人とすれ違った。駅から吐き出されるように通勤通学の人波を見たとき、自分が旅人であることを強く実感したものです。駅構内のトイレで顔を洗い歯を磨きさっぱりしたところで、今度は来た道と逆方向に歩き始めた。
海を見るために……
一人で夜行バスに乗って瀬戸内海沿岸の町に行きました。
久しぶりのバスの旅。日本では初めてでした。窮屈なバスの中では一睡もできなかった。不安な思いだけが胸いっぱいに広がって、ずっと窓の外を眺めてた。空が白みはじめた頃、本州から大きな橋を渡り四国に入りました。目に映るどれもが初めて見る景色で、胸の中にあった不安な気持ちが少しだけ和らいだのを覚えています。
朝の7時頃に目的地のバスターミナルに着きました。バスを降りて荷物を受け取ると、10時間のバス旅で強ばった身体を目一杯伸ばした。顎を高く上げ見上げた空は太陽の陽射しでキラキラ輝いているようでした。
駅に向かう途中、沢山の道行く人とすれ違った。駅から吐き出されるように通勤通学の人波を見たとき、自分が旅人であることを強く実感したものです。駅構内のトイレで顔を洗い歯を磨きさっぱりしたところで、今度は来た道と逆方向に歩き始めた。
海を見るために……