振り返れば

あの1ヶ月が

本当の意味での

独身最後の期間だった、

のだと思う


彼と出逢って、

話をするようになるまでは

長かったものの


つきあいはじめてからは

トントン拍子に

話は進んで

婚約⇒入籍の流れとなった


蝶々


彼が私に好意を

持っていることは

薄々気づいていた


何かと理由をつけては

目の前に姿を現し、

ふと後ろを振り返れば

こちらを見ていたり


最初は気のせいかと

思っていたけれど、

何度も続くと

アピールしたいのかな、この人

と思えて

私自身も気になるようになった


蝶々


私はただ

きっかけを作ったに過ぎない


それを作ろうと決めた

1ヶ月間

私は心の準備からはじめた


なんとなく

これがひとりでいられる

最後の期間だと

感じていたから


部屋を片付けながら

人間関係も整理し

それと同時に

彼を迎え入れるための

スペースを作った


蝶々


あの日、

私は連絡先と

簡単なメッセージを書いたメモを

渡しただけだ


いくら彼の好意に

気づいているといっても

ドキドキ緊張で

ご飯も食べられないほどだったのに、

彼は待ち構えたかのように

扉の前にいて

意外なほどに

あっさり受取ってくれた


蝶々


「一人より二人」

彼は、ひとりが大好きな私に

初めてそう思わせてくれた人だ

だから、将来を共にしようと

誓ったのだと思う


今となっては

あの1ヶ月が懐かしくも愛しい

二人 になる前の

大切な大切な移行期間、

だったのだから