シリーズでお伝えしている「登録日本語教員」の問題点、第3回目です。

皆様の中で、検定合格者はいますか?
日本語教育能力検定試験合格は、プロの日本語教師として働くために必要な要件の一つです。

今回の経過措置で非現職者は、養成講座出身者なら、基礎試験も教育実習も免除なのに、検定合格者には免除がないんです!

日本語教育能力検定って、基礎試験すら免除にならないほど、日本語教育から外れていたのでしょうか…。

さらに困るのが教育実習!非現職者で検定合格者だと、ベテラン教師でも課されるので、教育実習期間は仕事ができず、収入が減るおそれが…。

教育実習は経験のない新人教師向けと思っていましたが、ベテラン教師にも課すのは、養成講座がある日本語学校で実習することで、学校の利益を増やす、利権がらみかも?

一案として、「無期雇用者(5年超勤務)」制度を利用して、ベテラン教師が十分実習経験があると公的に証明できれば、教育実習を免除、とかどうでしょう? 文化庁が検討してくれたらいいな…。