一年振りのノッテ、11ヶ月振りのグランディ。
もうこの建物のフォルムを見るだけで胸が高鳴る。
しかし、天気は良いけど風が強くて寒い😨
今年の羽生くん。
寒くてとても外にいられる感じじゃなかったので、今年から開催される被災地支援の物産展を見に早々にサブアリーナに入る。
そこに今年新たに休憩場所を作ってくれるというので喜んできたけど、皆考えることは一緒でもう人が満杯で身動きできない状態
床に座りこんでいる人やテーブルを占領して寝てる人までいて、これはダメだ。
と思い取り合えずトイレを求めて外へ出る。
再び戻ってきても同じような混雑でお土産を買うどころじゃない。
せっかく主催者が休憩場所を作ってくれて譲り合ってお使い下さいとアナウンスもしてたのに、、、
とプンスカしてもしょうがないので、どうせ時間を潰すならと思って東和薬品さんのブースに並んで写真を撮る。
ツーショットはやめときました。
その日グッズは結局買えず。
そんなこんなしてたら入場の時間になったので並んで入りました。
相変わらずの人人人。
会場の入り口に米津玄師さんからのフラワースタンドがあったのだけど、混雑してとてもじゃないけど撮れなかった。
初日は東スタンド。
これまで4回この場所に来てるけど、なぜか西にしか座った記憶がなく、もしかしたら東スタンドは始めてかも?
と思いながら席に着く。
入ってすぐ目についたのは二つのスクリーン。
何で二つ?
そして舞台がある。
あそこで萬斎さんが舞うのだな、と思いドキドキ。
注釈席は流石に空いてたけど、その手前まで満席。
メディアデーということでカメラマンも沢山来ていました。
男性のお客さんが多いのが目に付いた。
これまでで一番多いのではないだろうか。
そしてノッテは高齢の方が多く来ているのも特徴だと思う。
他のアイスショーよりも、杖をついたり連れの方に手を引かれたりしてゆっくり歩くお年寄りの方が目立つ。
多分、自分で歩けるうちはその目で羽生くんをみたいと頑張っていらしてるのだろうと思うと感心する。
地元で近いから来られているのかな。
自分だったらどうするだろうか、と考えたり。
そんな事を考えながら始まるのを待つ。
そして
羽生くんが白鳥さんの衣装で出てきて、notte stellata2025が始まりました!
いつものメンバーで落ち着いて見られる。
、、、実は一昨年、最初出演者を聞いた時何だか不思議な気がしたんです。
何の繋がり?と。
東北に関係する人ばかりじゃないし。
それまでは特に親しくしている感じじゃない人もいて、少し不思議だなと思いました。
でも今なら何となく判ります。
このショーに出ているスケーターさん達は、派手さはないけどみんな誠実で真面目な人なんだろうと思う。
安心して見ていられると言うか。
後で知る事になる「ボレロ」の群舞で判ったのだけど、ボレロ組は皆さん世界選手権に出場経験のある実力者だったのですね。
上手い人の集まりだという事ですね。
納得しました。
そしてそのボレロがきました!
萬斎さんとのコラボは何だろう?
と考えて、まあSEIMEIは来るかな?
と思ったのですが羽生くんの事だからきっと又斜め上から来るんだろうな。
でも!
いやまさかボレロが来るなんて!
いや頭の隅に無いことはなかった。
でもまさかこんな形でのコラボなんて!
びっくりなんてもんじゃなかった。
今年のノッテは、無良くんと刑事くんのコラボもなかったし、羽生くんのK POPのダンスもなかった。
ゲストのコラボも羽生くんだけでなく、6人でのコラボになってたり、去年までとは違う部分が多かった気がします。
何と舞台が移動している??!
リンク中央まで舞台が移動して止まって
花道が作られてる??
何だ何だと皆が不思議がる中、まさかの「MANSAIボレロ」とnotte stellataのコラボが始まって、息を飲みました。
花道(といっていいのか?)を静かに野村萬斎が移動してくる。
気を感じる。
皆息を凝らして萬斎さんを見つめる。
スケーター達が萬斎さんの合図?で一人ずつ出てくる。
召喚される?
これは何の意味があるのだろう??
と思うような動きが続いて最後に羽生くんが出てきた時の驚き。
エコーズの時のUTAIの衣装を思い出させる長い袖、着物のような裾の長い衣装。
煌めいている。
ボレロの曲同様、どんどん引き込まれていく。
萬斎さんがリンク中央の舞台で舞っている。
場を制する、というのはこういうことを言うのだな、と後で思ったけど、その時はもう何も考えられず呆気に取られて見ていました。
あの大きな空間、6,000人の観客がいる場を掌握している!
ゾワゾワと鳥肌が立ってきました。
10年前、羽生くんと萬斎さんが初めて対談した時に「場を掌握する」事について語ったという。
その前にも羽生くんはその力はあったと思いましたが、それから完全に試合やアイスショーで場を掌握していました。
彼がリンクに現れると一気に空気が変わるとか、皆が彼だけを見るとか、大勢のスケーターの中にいても彼だけが浮いて見えるとか。
大きな試合会場で、何千人といる観客を引き込む、場を掌握する事ができたのはあの時萬斎さんにアドバイスを受けたお陰では無いかと思ってました。
その萬斎さんが完全に会場中の人をこの世界に引き込んでいました。
そして羽生くんの演技も凄かった!
萬斎さんと動きがリンクしたり相対したり、狂言の足捌きも見せて長い袖を操って流れるように動き、うわ〜うわ〜と思っているうちに曲がどんどん盛り上がっていき、ラスト、ジャン!!という音で皆がシャンプして暗転する、と言う素晴らしい演出で終わりました。
もう終わった瞬間、会場中の人間がわっ!
と爆発したように立ち上がりました。
凄い。
最終日に気がついたのですが、羽生くんと萬斎さんは正反対の方を向いてジャンプしていたのですね。
最後、皆が舞台を背にしてジャンプして降りる、と言う演出。
それもこれもこの振りには何の意味があるの??
この動きは何??
ともう振付師に聞きたい事だらけでした。
後で振り付けはシェイリーン・ボーンだと知り、また驚きました。
確かに彼女はSEIMEIも振り付けたのだから日本の事に造詣が深いかもしれないけど、こんなに日本の文化に合う振り付けができるのか。
もちろん曲は西洋のクラシック音楽だけど、こんなに狂言に合わせた振り付けができるのか、もう感激でした。
いつもノッテの初日は驚かされて、衝撃で「凄い」しか言葉が出ないのですが、何というか、今年のノッテはただ凄い、というだけでは済まされない、一言では言い表せない衝撃がありました。
初日は感動で胸が一杯で頭が回らず、何だろう?
何なんだろう?
とずっと考えていたのですが、2日目で少し落ち着いて思ったのが、去年一昨年のゲストとのコラボはもの凄いパワーで圧倒されました。
内村さんの力強い動き、大地真央さんのパワーの溢れた歌声。
圧倒的に強さで押してくるような感じのゲストでした。
もちろんそれに応える羽生くんももの凄いパワーを持っているのですが。
今回の萬斎さんはパワーだけではない。
もちろん力を感じるのですが、押さえた強さ、というか、萬斎さんの言うところの日本の芸術の「引く」魅力なのか。
どちらかというと「静」を感じました。
それでもあの広い会場を納める力を持っている。
単なるスケートと狂言のコラボではない、素晴らしいものを目の当たりにして、神事と言う方もいましたがまさに神がかりのような演技を見たという感動に呆然と浸っていました。
あの興奮、あの一体感はやはり会場にいなければ感じられないものでした。
二つスクリーンがあるのは、羽生くんと萬斎さんを別々に写すためだったのだと気づく。
続く