東日本大震災や福島第一原発事故で県内に避難して来た人たちが気軽に集える場所
2013年1月23日 
「黄色いハンカチ」で歓談する岩崎さん(右)と高田さん=松戸市で
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 東日本大震災や福島第一原発事故で県内に避難して来た人たちが気軽に集える場所として、松戸・東北交流サロン「黄色いハンカチ」がした。市内のNPO法人などでつくる民間団体が開設した。被災者同士や地元住民との交流、情報交換、相談会など幅広い活用が期待でき、早速被災者らが訪れ歓談していた。(川田栄)
 サロンは、市民らでつくる「ファミリーサポート勇気づけ」とNPO法人「子どもっとまつど」、認定NPO法人「たすけあいの会ふれあいネットまつど」、松戸市福島県人会などでつくる「東日本大震災復興支援 松戸・東北交流プロジェクト」(古宮保子代表)が開設した。
 開設場所は伊勢丹松戸店の道路を挟んだ西隣「小川ビル」二階。JR松戸駅西口から徒歩五分ほどで、窓ガラスに大きな表示があって分かりやすい。約五十平方メートルにテーブルや椅子、衣類掛けなどが置かれている。
 オープンは午前十時~午後四時で、今月は火、水、木曜。本格オープンとなる二月からはこのほか、月一回土、日曜にも開くという。ボランティアが対応し、一回百円(飲み物、菓子つき)で、被災者以外の人も利用できる。
 サロンでは、福島県内で発行されている福島民報と福島民友などの新聞が読め、パソコンでインターネットにアクセスできる。さらに、原発事故の補償問題を含めた弁護士による法律相談、公認会計士の税金相談なども開催したいという。
 オープンを待ちかねたように訪れた主婦岩崎弘子さん(65)=福島県浪江町=は「避難してきた人や地元の人など多くの人が来てくれたらと思っている。新しい出会いができるのではと楽しみにしている。福島の新聞が読めるのがうれしい」とにこやかに語る。
 サロン開設に感謝しているという主婦高田良子さん(64)=同南相馬市=は「引きこもっていないで、サロンに来れば(避難している)誰かに会える。パワーをもらって元気になれると思う」と、岩崎さんとおしゃべりを楽しんでいた。
 交流プロジェクト事務局長の奥田義人さん(61)は「被災者支援の活動を続けていく中で何に困っているか、何を必要としているかを知り、サロンを開設した。避難者の交流の場としてだけでなく、支援活動をしている人や団体の拠点になればと思う」と話した。
 三月からは毎日開きたい考えでいる。このため運営サポーターと、資金を支援してくれる個人や団体の協力を呼び掛けている。問い合わせは、たすけあいの会ふれあいネットまつど事務局=電047(346)2052=へ。