私の通う産婦人科は市内でも評判が良く

分娩予約も速攻で埋まってしまうような
とっても人気な産院で私も妊娠発覚して
すぐからお世話になっていました🙇‍♂️





妊娠初期から中期は4週に1度の検診で、
やっっとベビーの様子が見れる🥰と
その日もウキウキして朝イチから息子を連れて受診!
その時はまさか自分の子が先天性疾患に侵されてるとは思いもせず。。





いつも通り呼ばれて診察室に入り
先生にここ最近の自分の様子や質問をし終わり
いざエコーをする為にベッドへ。。




パッと画面に映し出された赤ちゃん、
先生がひと通り赤ちゃんの体を見ていきます。
次の瞬間、いつもは冷静で落ち着いた様子の
先生の顔色が変わりました。
「え、えっ?」と何か見間違いでもしたような表情で
画面に顔を近づけます。




「赤ちゃんの肺に悪いものがある」



と言われ



「うそ。」



咄嗟に出たのはそれだけでした。



その日はおりもの検査もある日だったので
一旦エコーを終わりにして
内診する様に言われ指示通りそのまま内診台へ。。




検査が終わり再び待合室で
息子と2人で待っている間
仕事中のパパにLINEをしました。





「赤ちゃん、肺に悪いものがあるって」と送ると
「え、大丈夫なのかな」と。



そうしてるうちに再び名前を呼ばれ診察室へ、、
その日はたまたま大学病院から来ている先生も
いらっしゃってその先生にエコーをして頂きました。



「うーん、そうだね。見え方はCPAMっぽいね。」



私に話しかけるというより独り言のように
色々話しながらエコーを進めます。




ひと通りエコーが終わったようで私の方を見て話して下さいました。
「お腹の赤ちゃんの肺に腫瘍があります。右側の肺です。かなり大きい腫瘍に見えますね。その影響で心臓を圧迫して通常の位置からずれてしまっています。詳しい検査をしてみないと分かりませんが、CPAM、昔はCCAMとも言いましたが、その病気が疑われます。状態が状態なので、早めの精査をお勧めします。明日なら僕がいる大学病院でよければ都合つけられますが、他の病院だと紹介するにあたりこれから予約を取らないといけないのでいつになるかわかりません。どうしますか?」





頭が真っ白だしエコー中から説明を聞いてる間も
怖くて怖くて涙が止まりませんでした。
まだ3歳の息子も不安そうな顔をして
起き上がってひたすら泣いている私の肩を
優しく優しくさすってくれていました。
その時に、なんて優しい子なんだろう。と
思ったのを覚えています。




主治医の先生も同席していて、何も言い出せない私に
「じゃあまず明日受診しましょうか?」と
助け舟を出してくれたので、私は頷きました。




「じゃあ紹介状を書くので、少し待ってて下さいね」



と言われ、待合室へ戻ります。
私の診察が押したため、待合室には妊婦さんが
いつもよりたくさん待っていました。
泣き顔を必死に隠しながら息子と2人で待ちました。




会計をし、紹介状を受け取り病院を後にしました。
ひとまず息子を近くの公園で遊ばせてる間にパパに電話をしました。
先生に言われたことをどうにかそのまま伝えて、明日の大学病院も仕事を調整して一緒に来てくれることになりました。




次に職場にも電話をしました。
私の職場は動物病院なのですが、
スタッフ皆本当に暖かく妊娠を受け入れてくれて
つわりの時に休職した際は、院長がうちまで
食べられそうなものを届けてくれたり
日々私や赤ちゃんの様子を気にしてくれたり
体も心も支えてくれるような職場です。



院長の声を聞いた瞬間涙が溢れてしまい
なかなか上手く話せなかったのですが
院長も一緒になって泣いて話を聞いて下さいました。




人生でここまで不安になったのは
この日が初めてかもしれません。




家に帰ってからも息子を抱きしめながら
ずっと泣いてしまいました。



「息子くんが今日一緒に居てくれて良かったよ、一緒に病院来てくれてありがとうね」と私が言うと
「どういたましてっ!」と明るく返してくれて
「ママ、大丈夫?もう泣かないよ。ティッシュいる?」と慰めてくれます。
余計に涙が止まりませんでした。



この日はもうひたすら泣いて泣いて途方に暮れて
夫が帰ってきてからもずっと泣いてました。
ネットやアメブロやママリでCPAMについて調べて
稀な病気だということも知りました。




明日の受診が怖くて、何言われるんだろうとか
色々考えてしまってなかなか寝付けず
眠りも浅く何度も目を覚ました。