2001年、3月11日の東日本大震災....

あの時どうしていましたか?

 

私はあの日を鮮明に覚えています。

 

独り暮らしをしていて

師匠のレッスンに出向く為、家を出たその直後でした…

 

経験したことのない揺れに驚き、

そして表に出ていた私は街灯の電柱がぐらんぐらん揺れるのを見て

恐怖を覚えました。

すぐに大家さんの奥様も外に飛び出してきて 

二人で外も危ないからと屋内に戻りお部屋で待機しなさいと促されました。

テレビを付け、この異様な状況確認をしつつ

そして不安な日々を過ごしました。

 

「未曾有」という言葉はその当時知った言葉でもあります。

 

「国難」とはこのことかと目の当たりにしました。

 

あれから10年…

 

 

被災された方や失われてしまった命を思うとただただ涙しか出てきません。

思うことはただ一つ・・・ 私は生かされている・・・

大きな被害を受けた訳でもなく 大それたことを東北の方々に言えませんが、

今生きていることの尊さを噛みしめています。

 

生きている意味なんて分かりません・・・が、

ただこうして生きているのであれば 今を生きそして明日に繋げてゆくのみ。

 

 

人間の強欲さを見ると この自然界の中で淘汰されるべき存在は人間であり

動物でもこの地球の生きとし生けるものでもない。

そう思ってしまう。

 

だからと言って人間として恥ずべきものではなく愛すべき存在であり、

強欲でなく謙虚にこの美しい地球の中で共存している一つの生態系であればいいのに・・・

そんなことを思ったりします。

 

311のあの14:46に合掌し、強くしなやかに生きることを心に刻みます…