雉も鳴かずばズビズバー -3ページ目

オリンピック開催国は大会の記録映画を撮る義務があり、1964年大会の場合も市川崑が担当した「東京オリンピック」が有名です。

 

ただ、出来上がった映画は内外で高く評価されたものの、そのたかーい芸術性ゆえに「記録か?芸術か?」といった論争を巻き起こし、オリンピック相の河野一郎もお気に召さず、市川が残した大量のフィルムを使って競技映像を中心に別の監督によって再構成して作られたのが、この映画です。

 

実は、一瞬ですが私の父の弟がこの作品中に朝霞駐屯地で行われたクレー射撃のシーンで映っています。

自衛隊員(空自)だった叔父は当時入間基地勤務で場所が近かったせいか、スタッフとして駆り出され、クレーと呼ばれる素焼きの皿を機械で打ち出す係をやっています。(この叔父は今もランナーで、自分がマラソンや富士登山競争に挑戦するきっかけとなった人です)

 

地下にいて、上から指示があると、このクレーを機械で飛ばしていたそうです。

 


64年大会には母の弟も、各県から選抜された料理人の一人として代々木公園の選手村食堂のスタッフとして参加しています。
当時は身内の誰かしら、こういった形で五輪に関わることも多かったのではないでしょうか。


今回せっかく東京で開かれる五輪、自分も何らかの形で関わりたい思いでボランティアに応募しましたが、条件適わず採用されることはありませんでした。

 


前回64年も今回も同じ「復興」をテーマにした五輪。国富の1/3を失い新日本としての独立からの復興と、平成不況・震災からのそれと比較してもしょうがないですが、当時よりも人の考え方、価値観が複雑化し「みんなで」とか「心を一つに」とかそんな言葉もどこか憚られるようになった現在、もちろんコロナによる延期の影響もありますが、度重なるゴタゴタも加わり、まったく白けた雰囲気で大会当日を迎えることになったのは残念でなりません。(商業五輪は今回で終わりにしてほしい)


なによりも選手が主役の大会、彼らが外野の雑音に影響されることなく、思う存分その力を出し切ってほしい、現場スタッフも大変でしょうが、選手をしっかり支えてほしい、そう願うばかりです。


現地で観戦することは叶いませんがTVやネットで自分もしっかり応援したいと思います。

 

 

 

と、今回の記録映画は誰が撮るのかと調べたら、河瀨直美。
あー、なるほどね、なるほど。うーむ、、、

CNN.co.jp : 河瀬直美監督が撮る東京五輪、見たことのない記録映画に