こんにちは。
halpianolessonsハルピアノ教室です。

今日は一日読書の日でした。
ジョルジュ・サンドからの手紙という本を読みました。

ショパンの生きていた時代がジョルジュ・サンドの手紙から伝わってきてとても面白かったです。

その時代、フランスからスペインへの旅は容易なことではなく、ジョルジュ・サンドの人脈を駆使し、様々な手続きを経て、パリからスペインのマヨルカ島へようやく旅立つことになる。
読んでいて、ジョルジュ・サンドの精神的な強さや行動力に、逞しい人だったんだなと思った。
スペインに降り立った時の高揚ぶりから、日に日に身心共にショパンが病んでいく様子は、この数ヶ月間の旅でどれほどの感情を味わったのだろうと想像した。
そんな状況の中で作られたプレリュードは、明るさと暗さ、雨だれのような情景を感じさせるものもあれば、死が近づいているような恐怖を感じさせる曲まで、様々な感情が音になっている。
時系列に沿い、手紙を読んでいくと映画を観ているように情景が浮かんだ。

様々な作曲家の生きた時代、背景を知り、曲の理解に繋げたいと改めて感じました。