「ナチュラルメイク」は決してすっぴんとは違うし、なんならナチュラルに見せるためにめちゃめちゃ手間がかかってたりするじゃないですか。
 
そーゆーことですよねー。
 
 
「自分らしく」って言っちゃうと、何かもう絶対的な「自分」というものがあることを前提としてしまう人がいたりするんだけど、「自分」なんて時と場合によって意見も考え方も違うし、めちゃめちゃ根本までたどって芯の芯は唯一絶対かもしれないけど、それすら他人から見たらぜんぜん受けとられかたが違ったりする。
 

「私って何?」というところから世界観を作ろうとして、考えれば考えるほど迷子になりがちなのは、そういうことなんだと思う。

 

「ありのままの自分」は、まぁもちろん大事ではあるんだけど、もし何かしらの目的があってSNSなりなんなりで発信しようと思うなら、目的に合わせた「演出」も必要なわけです。

 

生のリンゴを皮もむかず切り分けもせずお皿にのっけただけだとしてもですよ。

 

そこに何かしらの演出やストーリーがあったら人を感動させることができるし、逆にめちゃめちゃ手間暇かかったお菓子でもラップにくるんでぞんざいに渡されたら、ありがたみないじゃないですか。

 

生のリンゴがいいのか、手間暇かけたアップルパイがいいのかっていうのは、人それぞれだし、目的によって変えたっていいけど、何を提供するのかをまずは自分で決めないとね!という話。

 

こういうことを言っている私自身が「演出」というものに少なからず抵抗感を持ってたりもするんだけど ── 演出=やらせ、人を騙してその気にさせる、みたいなのは明らかに認知の歪みってやつだと思うのだが ── 伝えたいことを伝えるための工夫というのは、常に意識しておきたいものです。

 

 

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