わたくし、たいへんなことに気がついたかもしれません。

 

よく「ビジネスに大事なのはマインド」とか「成功するためには最初にマインドセットするべき」とか言うじゃないですか。

 

そんでじゃあどういうマインドだったら良いのか?みたいな話で、いろんな講座があったり本が売ってたりするわけですが、内容を聞いて「ほほー」「なるほどー」とか思っても、なかなかそのマインドになれないわけですよ。

 

そんなカセットコンロじゃないんだから。がっしゃん!っつってセットできるもんじゃないでしょ。そんで「あれー。セットできないなー」「やっぱ無理なんかー」って諦めたり凹んだりしがちだったんですけどね。

 

マインドセットっていっぺんにできなくてもいいんじゃね!?

 

うん。こうやって書いてみるとめちゃくちゃ当たり前っぽいな! そうだよねぇ。講座とか本を読んで一発で解決できたら、そりゃあ誰も苦労しませんよねぇ。だからこそ同じテーマでこんだけいろんなコンテンツが商売になってるってことですよねぇ。

 

ではどうやってマインドセットを身に着けたらいいのか?

 

それは催眠術にかかるコツと同じ……つまり、最初は「かかったフリをしてみる」ってことなのではないでしょうか。かかったフリ、かかったつもりで催眠術師の言う通りに振る舞っていると、そのうち本当に自分では体をコントロールできなくなるらしいんですよ。

 

今までずっと「自分のなかで腑に落ちるまで実行できない」と思っていたけれど、「腑に落ちたフリをしてみる」というのもアリなんじゃないか?というね。
 
まぁ、それがつまり、これもまたよく言われる「考える前にやれ!」って話なんでしょうけども。その言葉自体が腑に落ちなかったらできないという悪循環ってありがちですよね。そこで「わかったつもりになってみる」というワンクッションを入れることで心理的抵抗感が和らぐはず。
 
そんなわけで最近は「アウトプット大事っすね!」「タスク管理めっちゃ便利!」「リアルに人と会う時間は貴重!」「自分の仕事は人の役にたっている!」あたりをセットしようとしております。
 
成功するには人に勘違いさせる力が大事という本を読んだことがありますが、それより前に自分に勘違いさせる力のほうがもっと大事なのかもしれません。
 
 
Better late than never.
遅れても、やらないよりはまし