お読み頂きありがとうございます。
halmacrea 廣川 真由美です。
今日は節分ですね。
節分といえば豆まきですが、「鬼は外福は内」という掛け声をかけることが多いですよね。
「家庭が守られ発展しますように」という願いを込めてかける言葉なので、そういう意味ではこの掛け声も家族への愛のこもった温かな言葉だとは思います。
ただ、私はヒーリングのお仕事を始めてから、この掛け声に少し違和感を持つようになりました。
鬼って、小さい頃から聞かされてきた物語などで、恐くて悪者みたいなイメージを持っている人が多いと思います。
実際に私もそう思ってきました。
というか、鬼について深く考えたことはなかったですし、恐い存在とか良くない存在だとただ思い込んできました。
でも本当は、鬼って悪影響を及ぼす存在だけではないんです。
実際に鬼の物語の中にも、優しかったりありがたい鬼の物語もありますよね。
私自身も、ヒーリングセッションを行う中でそのことをなるほどなーと実感したのですが、セッションをする中でリーディングをしていると、様々な妖怪のような存在が出てくることもあります。
※リーディング・・第六感で潜在意識をみること
鬼も妖怪ですが、たまに鬼が登場することもあります。
すると、害を与えてしまう鬼だけでなくクライアントさんや一族や地域を守っている鬼が出てくることもあるんです。
実際に、鬼を神様のような位置付けで祀っている地域もありますし、節分でも「福は内、鬼も内」と掛け声をかける場所もあるんですよね。
鬼「おに」というのは、語源を調べてみると「おぬ(隠))」が転じたもので、元来は姿の見えないもの、この世のものではないものであるという説が古くからあるそうです。
つまり、目に見えない霊ですよね。
それが仏教の概念などと合わさって、災いをもたらすものとか地獄の存在のように扱われるようになったそうです。
また、「鬼」という字は元々は中国で「地霊」を意味する漢字なのだそうです。
それが日本に入ってきて、日本固有古来の「オニ」と重なって鬼になったのだそうです。
ここでいう「オニ」とは祖霊であり地霊という意味。
こうやって見てくると、鬼というのは、本来は私たちの命を繋いで下さってきたご先祖であったり、住まわせて頂いているその土地の神様のような意味合いやエネルギーを持っているように感じます。
そう考えると、「鬼は外」という言葉を発っしてしまうのは、益々とても失礼なことのように感じてきました。
それからもう一つ思うことなのですが、私たち人間には、善もあれば醜く感じる部分もありますよね。
私たちの内側にも、福も鬼も両方住んでいるということです。
それは当たり前のことで、だからこそ人間であり、その善の部分も醜く感じる部分もあるからこそ青を感じ光を生み出していくことができます。
私たちが人生の中で物事を乗り越え器を広げていける時って、醜い部分を無理矢理排除した時ではなくて、自分の中の闇の部分も許し認め、光の自分も醜い自分もどんな自分も受け入れた時なんですよね。
受け入れることで自分自身を愛し、そして周りを愛していくことができます。
だからやっぱり節分の鬼だって、無理矢理追い出されるよりは、受け入れられた方が愛を感じてとても嬉しいと思うんです。
鬼が、「あぁ〜受け入れられるって、愛って、こんなに素晴らしいものなんだ〜。だったら俺だって(鬼の性別は男ではないかもしれないですが 笑)もっと愛を広めていこ〜!」と感動したら、福の神と共に更にパワフルに家を守り発展させてくれるのではないでしょうか。
密教の中にも、妖怪が仏様に受け入れられて改心し、遣隋や仏様と同格の存在になったというお話が多くありますが、やはり「受け入れられる」という愛の力ってとても大きいと感じます。
福も鬼も内に受け入れたとしたら、あなたの中にどんな世界が広がるでしょうか?
ちなみに私は、豆まきの際には「邪気は外、福は内、鬼も内」と自分オリジナルの掛け声をかけています。
もちろん、どんな意図を持って言葉を発するかというのも大切なので、始めにも言ったように「家と家族が守られ発展していきますように」という愛がこもっていればその想いは届くでしょう。
ただ、鬼さんに意識を向けて、今日書かせて頂いたような別の視点で見た時に、きっとまた新たな気づきと広がりがあるかもしれないですよね。
あなたはどう感じますか?
【セルフヒーリングセミナー】
2月15日(土)長野
2月21日(金)長野
★他日程、他県、zoomオンラインでのリクエスト受付中!
【ヒーリングカウンセラー養成講座】
2月16日(土)長野
他日程他県でのリクエスト受付中!
ヒーリングカウンセラー養成講座にお申し込みの方はセルフヒーリングセミナーにご参加下さい。
★LINEでお友達になって下さった方全員に1,000円OFFクーポンプレゼント🎁