王国に歯がたたなかった皇国戦士よ暗黒時代へは戻ることなかれ | 空乏層のブログ

王国に歯がたたなかった皇国戦士よ暗黒時代へは戻ることなかれ

まるで11対12の試合だった。12人目は審判だ。カウンターに出ようとした鎌田大地に立ちはだかっただけでなく、PK臭いプレーをVARにも委ねようとしなかった12人目のブラジル代表選手の様な振舞いがそれだ。しかし、こんなことは本戦でもよく見かける仕業であるから、真面目一方のクレームもしない皇国戦士にはよい経験であったであろう。王国戦士は絶対にタダでは引き下がらない、イエローを貰っても、納得のゆかない判定にはクレームする。まあ、それはそれとして、今回は王国のディフェンスの強さが目立った。前線からのプレスはいつものことで、皇国戦士に縦パスを入れさせなかったから、苦し紛れの横パスもカットされ、攻撃の芽が摘み取られてしまうし、何回か中盤を突破できても、エリアのボトム最終ラインでは自由にシュートを撃たせなかった。これが、王国たる所以の凄さだ。

1-0の敗戦だったが、この結果を見て、GL を一勝二引き分けの5ポイントで十分な6ポイントではないが、決勝トーナメントに行ける望みが出て来た様な気がする。しかし、目的のベスト8は殆ど夢物語に終るであろう。このディフェンス力はベスト16に勝ち上がったティームには共通する長所だからだ。皇国の現在の攻撃力は格上に対しては2点以下だから、今の皇国のディフェンス力で相手を完封しない限り、ベスト8に勝ち上がることは殆ど不可能だ。それは今までのW杯の結果が示している。CB富安、MF守田がカムバックできたとしても、ベスト16に残ったティームを完封するのは至難の技だ、例え審判を12人目に加えることができても、女神を味方にしても、・・・である。それほど、W杯、決勝トーナメントでの闘いは地獄の争い事だと言うことだ。

当初、心配していた暗黒時代に戻る様な負け方はしなかったが、ベスト8進出の夢は夢で終わる様な結果を暗示する敗戦であった。ここで、本戦での闘いに近い本気モードで闘ってくれたFIFAランク筆頭の王国戦士に最大の敬意をはらい、ありがとうと言いたい。

”皇国の荒廃この一戦にあり、各員一層奮励努力せよ”のZ旗はひとまず大敗を免れた皇国戦士の手で降ろしてもよいと思うが、賢明なる読者諸兄よいかに?