注射が嫌だと言う僕くん。
さてさて、次はできるのでしょうか?
紫斑病と言う病気は、尿検査が主体です。
受ける頻度としては、だいたい月1回。
紫斑も、出たり引っ込んだりを、繰り返していました。
学校からも、クラスのお友達に、僕くんの病気の事を、伝えられたと連絡が来ました。
みんな、理解してくれて、
赤い点々はうつらない。
僕くんの体調が悪くなったら、先生に知らせるよ!
って、言ってくれた子もいたそうです。
僕くんは、スパッツを履いての登校も許してもらえました。
そんなある日、
僕「ママ、お腹痛い。おトイレ行くね。」
と、登校時間を過ぎても、おトイレから出てきません。
私「僕くん、学校遅れちゃうよ。遅刻していく?」
僕「………う…ん… そうする。」
と、何回か、遅刻して登校するようになりました。
元々、小さい時から、登園登校しぶりがある子で、一日休めば、次の日には、元気よく登園登校
できる。
学期中に一日そんなことがあるかないか、という感じだったのですが……
こんなに、頻回なんて、ちょっとおかしいなっと、当時の私は思う程度だったのです。
また、元気に行ける時が来るだろうと、簡単に考えてました。
ところが、ある日のこと、
僕「今日は行きたくない!」
私「お熱あるの?熱を計ってごらん。」
僕「お熱はないよ。」
私「なら行かないといけないよね。みんなお友達待ってるよ。」
僕「今日は嫌なんだって!行きたくないんだって!」
わーわーと、泣き叫び嫌だ!と言います。
これまでも、休ませたりして様子を見ていましたが、さすがに、これ以上は休ませるわけに行かない、休み癖がついてしまうと、無理やり引きずって車に乗せ、学校へ向かいました。
車から引きずり下ろし、校内へ連れて行きます。
その間も、嫌だ嫌だ!と言い抵抗する僕くん。
それを見ていた先生方が、寄ってきてくれ、僕くんの手を掴みます。
「お母さん、あとは、引き受けますよ」
と、おっしゃってくださり
「お願いします」
と、頭を下げ、おまかせをしました。
夕方、帰宅をして、
私「今日は学校どうだったの?」
と、問いかけます。
僕「楽しかったよ」
という、答え。
無理やりにでも、行かせてよかった と思いました。行けば仲のいいお友達と、いられるのだから、楽しいに決まってるよね〜
今度も、嫌と言っても連れて行こう。
と、私は思ったのです。