こんにちわ、皆さんご機嫌いかがですか?コーネリアスです。今回は、日本の現状の歴史教育という事をテーマとして進めてみたいと思います。読者の皆さんは、どうでしょう。先ず、歴史教育って関心ありますか?まあ、誰でも普通は勉強なんか嫌いなはずだから、『好き』っていう方のほうが少ないかなぁ。でもね、現在の我々の立ち位置、現在の状況というものを認識する上では、過去の事を知る、その経緯を知って理解するという観点からは、歴史って知っておいた方が絶対に良いのですよ。少なくとも私はそう考えています。

今の歴史教育は、戦前と大きく違っている…本質を突いていない…

 

 突然話は変わりますが、私は中学高校時代は理科が苦手というか、あまり好きになれませんでした。その中でも特に生物、化学が特に苦手でしたね、理由は簡単で、暗記しなければならない項目が多過ぎたからです。で、そもそもが生物にも化学にも全く興味がない。『俺、別に将来化学者や生物学者になるつもりもないんだけどなあ…何でこんな丸暗記ばかりしなきゃならない科目受けなきゃなんないの?』何て本気で考えていました。そりゃね、これじゃ成績も上がらんわ…このせいで、理科の科目はいつもダメな成績でした。テストも赤点も取ってたかなあ、今思えば。他方で、社会科特に歴史の科目は成績は良かったです。理由は、単に『歴史を知る事が楽しかった』からです。この原因は何だったのかと、今考えれば、多分ですが親の影響かと思います。我が父が歴史好きな人で、日曜の8時は必ずNHK大河ドラマ観る人だったんですが、その影響が多分にあったと思います。幼少の頃から、そんなのを観る環境にあったので、知らず知らずのうちに関心持つようになり、同時に好きになっていったように思います。

 そう言えば、僕の高校の同級生に山崎君という結構親しかった友人が居たんですが、彼は、日本史、世界史が苦手でした。理由はこれまた簡単。僕が理科が嫌いなのと同じ理由でした…『俺、歴史科目苦手なんだよね。結局全部暗記の科目やろう。疲れるわ。地理やら、政治経済ならさ、将来社会に出て必要やけん、覚えようとも思うけど、歴史とかさーもう終わった事やん。何でそんな昔の事勉強せないかんのかね?』『さあね…しょうがないよ、山崎君。嫌ならさ、大学の試験科目から外せば?社会科は、地理と政治経済で受ければ良かろう。』『勿論!そのつもりたい。』…こんな会話してたのを思い出しました。どうでしょうか?こんな人、山崎君みたいな人多いんじゃないでしょうか?そう、今の歴史教育って一言で言って、実に『つまんない』んですよ。暗記ばっかでね。何年に、誰が、どうしたとか、何年にこんな事件があったとか。こんなんの連続で先生たちは、ただ単に『覚えろ!』を連呼するばかり…楽しいわけがない。幸い僕は、歴史に興味があって、好きだったから成績は良かった。でも、コレは何故?何で好きになれたのか?コレを考えた時、出て来た答えが、『歴史をストーリーとして見ていた、考えていた』からだと思うんです。つまり、一連の流れとしてね。ちょっと言うと、長編の小説でも読んでいるような感覚ですかね。多分コレかなと今は思います。だから、暗記って言うより、『その事件は何故起きたのか?』、『その結果世の中にどういう影響があったのか?』の方に関心はありました。でもね、そんな風にやってると、コレはあくまで僕の場合ですが、人名も年号も事件名も自然と頭に入ってるんです。他の人はどうか分かりませんが、僕の場合はこんな風に日本史、世界史の勉強をしていました。なので、自分的には結構楽しかったです。で、歴史の探究は今でもやってます。面白いからですね…で、コレは最近知ったんですが、戦前の歴史教育というのが、そういう教え方だったようですね。人名や年号の暗記式では無くて。キーワードは、『何故』そして『どうなった』です。勿論、人名や年号も教えてはいるようなんですが、それ以上に色んな事件や出来事の『意味』、歴史的意味に重きを置いて教育していたようなのです。生徒たちにも『考えさせる』授業内容であったそうです。時には今で言うデイベートのような要素も取りれていたのだとか。これだとどうでしょうか、皆さん。違う意味で楽しくないですか?一つの事件、出来事について、『自分はこう思う』という切り口で意見交換出来る授業って、楽しくないですかね?今の丸暗記授業よりは、よっぽどマシだと思うけど。

 さて、そんなこんなですが、歴史研究家の小名木善行先生がこうした歴史教育について大変参考になる動画を、『むすび大学』さんでアップされています。大変中味の充実した動画ですので、以下に添付しておきます。宜しければ、御参考までに視聴してみて下さい。