皆さんお元気ですか?コーネリアスです。今回は、人生と嘘という事をテーマにしてみたいと思います。世間一般では、嘘は悪ですよね。当然です。聖書でも嘘は悪であると説いています。おそらくは世の多くの考えは皆そうでしょう。でもそう考えるとちょっと困る事態も発生しそうなのですよ…
我々人間というのは生きていく中で、実に色々な娯楽というものを享受していると思います。そんな中には、小説を読んだり、映画を見たりとかもあると思います。お気に入りの月9ドラマのようなものもそうかもしれませんね。ところでこうした小説、映画、ドラマというものは『現実の話』ではありませんよね。フィクション、いわば『作り話』です。これを、ちょっと悪い言い方、多少意地悪な言い方をすると、『嘘』とも言えるのではないでしょうか?『作り話』≒『嘘話』とね。ま、これが普通に言うところの嘘と完全に一致するとは私も当然思いませんよ。だって、小説にしろ、映画にしろそれを読んだり、見たりする人は、初めから『作り話』だという事自覚して、認識しているわけですから。でも、厳密に言った場合は、やはり『作り話』=『嘘』となるのかなとも思います。
でも、どうでしょう。我々人間というのは、こうしたいわゆる『作り話』から時として大いなる影響や感動を受けていませんか?私コーネリアスもそうです。読者の皆さんも多分多くの方がそうじゃないでしょうか?感動的な小説、感動的な映画、ドラマ。自分の人生に影響を与えてくれた小説、映画等々…我々の世の中には、こうした作品が多々存在していると思うのですよ。そう考えるとやはり人間というのは、面白いですね。現実だけの中では生きて行けない。というか、生き辛い。何か現実の世から逃避する事で自分の中の何かを満足させるというかね…犬や猫にはこうした事はまず出来ないと思います。そう考えるとやはり人間というのは、この星の中ではズバ抜けて高次元な存在の生き物なのでしょうね。我々の人生を豊かにする為の『嘘』ならば、もしかすると必要なのかもしれません。