さて、ちょっと前の話ですが、10月22日に新天皇陛下による、即位礼正殿の儀が執り行われました。特に大きなトラブル等も無く、無事に儀式は終了したようで、よかったなという感じです。更にこの時、とても印象深い意外な事が起きたのが、私は忘れられません…
この日は午前中から雨で、儀式としては、あまりよろしくないコンディションだったようです。おそらくですが、関係者の皆さんは朝から大変だったのではと、お察しします。ですが、午後1時頃、雨が上がり、その後東京を、皇居を包むように美しい虹🌈が現れました。これには、私も驚きました。
「何言ってんだよんだ、雨が上がり、日が差せば虹ぐらいできるよ。」と言われそうですね…ま、確かにそうです。個人的には、私も何回も虹は見てきました。ですけどね、この日、この儀式中に、という事を考えるとこれはもう、聖書の神を信じる者としては「驚き」なのです。何故かというと、聖書の世界観では、虹🌈=神の祝福だからです。皆さんもご存知かと思いますが、有名な旧約の「ノアの箱舟」にその記述があります…
「ノアの箱舟」の話、これは、遠い昔、神の意志に反して、地上の人間たちが好き勝手な生き方、悪い生き方ばかりしていたので、お怒りになった神が、人間に失望し、「人間を造ったのは間違いだった…なので、残念だが滅ぼそう…」と決断され、地上に150日間大雨を降らせられた。ただ唯一例外として、信心深く、正しく生きていたノアとその家族及びノアと共にいた獣、家畜には、お情けをお掛け下さり、お救いになりました。善なる人々は救われた訳です。なので、人類は滅びず、我々の今がある訳です。その大雨後、水が地上から引いた後に天に大きな虹🌈が現れたのでした。そして神は語ります…
創世記9章12節…更に神は言われた。「あなたたちならびにあなたたちと共にいるすべての生き物と、代々とこしえにわたしが立てる契約のしるしはこれである。すなわち、わたしは雲の中にわたしの虹を置く。これはわたしと大地の間に立てた契約のしるしとなる。わたしが地の上に雲を湧き起こらせ、雲の中に虹が現れると、わたしは、わたしとあなたたちならびにすべての生き物、すべて肉なるものとの間に立てた契約に心を留める。水が洪水となって、肉なるものをすべて滅ぼすことは決してない…」
…この事から、ユダヤキリスト教では、虹🌈は、いわゆる縁起の良いもの、神と人間の架け橋、言い換えると、神の祝福と理解されています。因みにその他の宗教でもそのようです。仏教でも、イスラームでも良いものとされているようです。中国でも、虹は龍に例えられ、縁起の良いものと考えられています。例外的にはアイヌ民族の伝承があります。アイヌの間では、虹は魔物扱いされていて、不吉の対象らしいです…
このように、新天皇陛下の重要な儀式中に天に虹が掛かるなんて、確率的にもおそらくとても低いものと思います。なので、今後数十年後、数百年後に、令和天皇の即位の礼の日に虹が出て、天の祝福、神の祝福があった的な話が、伝説のように語り伝えられるのではと思います…ハレルヤ!