今回のお題の言葉、そう、高視聴率ドラマドクターXの大門未知子の名台詞です。最近結構流行ってますよ、このセリフ。うちの職場なんかでも時々聞きます、若手の連中の間で…でも、考えてみたら、我々がノーミスで一生を終える事出来るでしょうか?無理ですね。だって、我々は、人間なのですから…欧米の言葉にこんなのがあります…   「Nobody's perfect」完璧な人間などいない。

 でもね、聖書上は、最初は人間は完璧な、しかも聖なる存在だったんですよ。何故なら、旧約の創世記にそう書いてあるからです…

 

 

 

 

 創世記1章27節…「神は御自分にかたどって人を創造された。神にかたどって創造された。男と女に創造された。」同31節…「神はお造りになったすべてのものを御覧になった。見よ、それは極めて良かった。」

 じゃ、いつから我々が完璧で無くなったのかというと、その後に、アダムとエバが禁断の木の実を食べてしまったから…そう、神の御忠告に逆らってしまったからなんですよ。言い換えれば、「神に背を向けた生き方」をしたからです。蛇(ルシファー:悪魔)の誘惑に乗ってしまったが故に、我々の中に「悪」が入り込み、我々が聖なる者でなくなり、命も有限な存在となってしまった。いわゆる、死が入り込んでしまったのです…残念ですが。なので、完璧な者、パーファクトヒューマンでなくなった以上、我々には、ミス、失敗は付き物となる訳なんですよ。

 

 これに対して、神様は絶対にミス、失敗はなさいません。全知全能の存在であるからです。そして、真の愛に溢れた、全き善なる存在です。なので、多くの人々が信じ、崇める訳ですね。これが、例えばですよ、ミスをする神様、失敗の多い神様としたら、どうでしょう?なにかと言うと、「アッ、やってもうた‼︎」、「あら〜やらかした!」なんてセリフを神様が吐いていたとしたら、多くの人々はこの神様を信じ、崇めるでしょうか?まず無理ですね。だって、不安でしょうがないじゃないですか。普通の感覚で言うとそうですよね。なので、そこには信仰は成立しません。いわゆる、信頼関係ゼロという事です…

 

 さて、大門未知子は、オペ前に「私、失敗しないので」と言い切りますね。これを神学的見地から見ると、彼女の好き嫌いは別にして、オペ中には彼女には神の御加護がある、神のサポートがあるということになります、Hallelujah! 世にこのようなドクターが満ち溢れてくれる事を切に希望します、Amen…