「動物が好きだから」と言って
野良猫や公園のハトにエサをやっている人を
今もたまに見かけます
むかしは公園などの看板にも
『エサをやらないで!』と書いてありましたが
今は
『エサをやったら片付けて』
と書いてあるようですね
ようこそいらっしゃいませ(`•∀•´)✧
小さいころ
野良の子猫を拾ってきては
母に「飼えません」と言われ
泣きながら拾った場所に戻しに行ったことが
何度もあった
グルーミングサロン【Kelev(ケレヴ)】オーナー
谷口いづみ(←イヅミナティ)です
当時はもちろん
「可愛い」
「かわいそう」
「飼いたい」
という〝単純〟で〝幼稚〟な理由しか
ありませんでした
「飼えません」と言う母親を
〝冷たい大人だ〟と思っていました
けれど今は
「母の判断は正しい」と理解できます
なんの〝覚悟〟もなく
なんの〝知識〟もなく
ただその場で〝突発的〟に
〈 かわいそう 〉という気持ちだけで
飼い始めることほど
自分勝手で愚かな行為はないからです
野良猫やハトへのエサやりも同じです
〈 衆人環視 〉の効果か
〝真っ昼間〟から
大っぴらにエサやりをする人は
減ったように見えますが
やはり今でも公園や
道ばたの植え込みの下などに
〈猫缶〉が置いてあるのを見かけたりします
野良猫に
〈 今日 〉エサをあげたとして
明日はどうするの?
あさっては?
1年後は?
5年後は?
ごはんのあと片付けをしたとしても
誰かの家の庭や公園や道路にしている
うんちの責任は誰が取るの?
発情して増えた子猫や
住居侵入による室内犬の〈 反応鳴き 〉(←騒音)
に対する責任は?
不妊手術をしっかりおこなって
新たにその地域に参入する野良猫のチェックを
常に監視・管理しながら
既存の子たちを〈 地域猫 〉として
地域住民で協力して
お世話をしている場合はもちろん除きますが
その動物の〈 生活全て〉の責任が持てないなら
そして
〈 最期まで 〉責任が持てないなら
『きちんと世話をしている』ことにはなりません
〝その場しのぎの情〟は
意味がないんです
犬を飼うことも同じです
突発的な衝動で飼い始めて
または
その犬種をよく調べもせず飼い始めて
トリミングが必要なのにちっとも出さない
おうちでもろくにお手入れしない
それって〈 飼い主 〉って呼べないんですよ
〈 家族 〉って言えないんですよ
そんな関係は悲しすぎます
もし、突発的な衝動的な出会いだったとしても
せっかく家族になったのなら
その関係性を紡いで絆を深めて
もっともっと
家族になってほしい
「この飼い主さん、ちょっと逃げてるな」
「ちょっと言い訳っぽくなってるな」
って、トリマーは見抜きます
あなたはきっと
動物が好きだから犬を迎え入れたんです
だから逃げずに、言い訳せずに
最後まで責任をもって
お世話してあげてくださいね
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