ねこちゃんの爪切りをするために

咬みついてこないように
顔を専用のマスクで覆っている動画が
ちょっとした話題のようです



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ようこそいらっしゃいませ(`•∀•´)✧




自分の家で飼っていた歴代の猫たちは
まったく咬みつくということをしなかったので
猫用の美容補助アイテムをほぼ知らない

グルーミングサロン【Kelev(ケレヴ)】オーナー
谷口いづみです








ねこちゃん用の爪切り補助マスクは
ちょうど円錐型のとんがった部分に
小さな穴が空いているような形をしています






ねこちゃんのお顔が
すっぽり入るようになっていて
その小さな穴からは鼻が見えます







話題になった動画では

猫ちゃんが文句を言いたげながらも
ぐっとガマンして爪切りに耐えているのが
可愛いと言われていました







私からすれば


「マスクをしてるってことは
咬みついてくる恐れがあるってことで

動画の視聴者は
そのマスクの奥の凶暴性までは
想像しないのだな


うちのネコなんて
咬みつこうともせずじっとされるがままだから
そっちのほうが穏やかに見えるのに」


という気持ちですけどね






まあそれは置いといて
その爪切り補助マスク
なんていうネーミングだと思いますか?






その名も
〈 もふもふマスク 〉







日本人ったらほんとうに
オノマトペが好きなんですね〜



( ※ オノマトペとは擬音語と擬態語の総称です

 「ニャーニャー」「ドンドン」「ザーザー」
といった実際の音を表現したものや
 「キラキラ」「シーン」「ワクワク」
といった様子を音に例えて
表現したものがあります)









たとえばちょっと前なら
人間の子供用ハーネスが
「まるで子供をペット扱いしている」と
反感を買ったりしていましたよね



( ※ 私には子供がおらず
リアルな想像ができないため
賛成派でも反対派でもありません)







あれもネーミングを変えて

〈 ママのなが〜いおてて 〉
とかにすれば、
反感なく売れるかもしれませんし

〈パパのなが〜いおてて〉や
〈ばあば〉〈じいじ〉バージョンも作れば
各家庭4本は売れるかもしれませんね(笑)







ペットでも、

シニア犬や暴れる猫用に
四肢を垂らした状態で上から吊るす拘束帯が
売られてるんですが

「吊るすなんてひどすぎる」
という声もあります







実際の動物の行動心理を理解している方は
その状態が彼らに負担がないというのを
ご存知でしょうけれど


何も知らない人たちが
吊り下げられている犬や猫の写真を
いきなり見せられると


可哀想と思ってしまうのも
無理ないかもしれません








そこでネーミングです





これは
〈 トリミングハンモック 〉
という名称で売られています








ハンモックと言えば

お天気のいい日に
木にくくりつけたカラフルな布で
寝そべるすがたを思い浮かべますし

その連想なら一般の人たちも
抵抗がありませんよね






犬のマスクも通常は
〈口輪(くちわ)〉という表現をしており

本来は下の画像のような少し物々しい
まるで羊たちの沈黙のレクター博士を
思わせるようなデザインでしたが

今は柔らかいラバー製などで
黄色や赤色でアヒルのくちの形をしたもの
などが売られています









これはKelev(ケレヴ)でも使用しており
私は〈口輪(くちわ)〉とは呼ばず
「あひるちゃん」と呼んでいます








目的となる行動そのものを
単純に商品名にするのではなく

《どうあってほしいか》
が伝わるようなネーミング

生産者の心づかいが分かる名称
って大切なんだな〜と感じました







そして、


殊(こと)動物に関しては
扱う人たちの行動や使用する道具などが
なにかと誤解を生みやすいですが


一般の方々はどうか頭ごなしに
「動物が可哀想」と思わずに


背景やまわりをよく見て
考えていただけると嬉しいです







シニア犬が増えてきて
美容補助器具等の購入も考えている
いちグルーマーからのお願いでした








【Kelev(ケレヴ)】での

美容の様子を

𝐓𝐢𝐤𝐓𝐨𝐤に

いくつかアップしていますので

よろしければ

ご覧ください⸜(*ˊᗜˋ*)⸝


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