先日、ある動画を見ました






〝チョウゲンボウ〟という、

小型の猛禽類(ハヤブサなどの仲間)の

〝子育て〟の動画です






ようこそいらっしゃいませ(`•∀•´)✧




むかし勤めていた動物病院が

〈野生鳥獣の

〝保護指定病院〟〉

だったため、


〝カラス〟やら

〝ハト〟やら

〝ヒヨドリ〟やら

〝チョウゲンボウ〟やら

〝トンビ〟やら

〝アライグマ〟やらを


ひと通りお世話した経験のある


トリミングサロン【Kelev(ケレヴ)】オーナー

谷口いづみ(←イヅミナティ)です








〝チョウゲンボウ〟や

〝トンビ〟ってね、

飛んでるのを見ると

大したことないんですが


間近で見ると

もうそれはただただ

『野生の鷹(タカ)』ですよ(笑)






めっちゃ迫力あるし、

めっちゃコワイです(笑)






でも、そんな経験をしたおかげで

動画などで出てくると

親近感が湧くんですよね(*´꒳`*)







先日の動画も、

「あっ!チョウゲンボウだ⟡.*」

と思って、

思わず見入ってしまいました








その動画の内容は

ヒナが孵ったばかりのころに

母親が

〝フクロウとの戦い〟に敗れて

亡くなってしまい、


残された父親が

どのように子育てをするのかを

〈野生生物の保護活動家〉が

観察するという内容でした







通常、

チョウゲンボウの子育ては

卵は〝オスメス交代〟で温めるけれど

ヒナが孵ったあとは


オスは〝エサを運ぶ〟役

メスは〝子育てをする〟役


と、役割が分かれるそうなのです







なのでそのオスは

本来の〝オスの仕事〟に従事し

ひたすら獲物を運んできては

〝そのまま〟与えようとしますが、


ヒナは

お腹はすいているけれど

〝獲物が大きすぎる〟ため

食べることができません







巣の中は

たくさんの獲物で溢れかえり

オス親はどうしてよいか分からず

メスを呼ぶために鳴き声をあげたり

返答がないか聞き耳を立てるような

しぐさをします






ついにオスは

巣から逃げ出しますが

しばらく経つと

また獲物を持って戻ってきました







その獲物が〝偶然〟

ヒナが〝丸呑み〟できる

大きさだったため

ヒナはその獲物を

食べてくれました







それを見たオスは

「小さくすれば食べてくれる」

ということを理解し、

大きな獲物を小さく割いて

与えることに成功するのです










この動画はまさに

『父子家庭の父親の心情』を

代弁するような動画でしたが、


一度の偶然で

〝ことの本質〟を見抜き


そのあと

〝試行錯誤〟して

〝行動〟し


みごと〝正解〟を導き出す

〈応用力〉に


私はとても感動しました







人間でも


〈応用力〉や

〈想像力〉といったものを


持ちあわせている人もいれば

そうでない人もいます








〈想像力の〝足りない〟人〉で

最もやっかいなのは



想像力が足りないのに


《自分流》の答えを見つけて

それを信じ込んでしまう人です







そういう人は決まって

自分のわんこを

〈咬み犬〉にしてしまったり

〈わがまま犬〉にしてしまって


結果

イヌもヒトも

不幸になってしまいます







かたや

犬を飼うのが

〝初めて〟にも関わらず、


犬の習性を

〝すばやく〟

〝正しく〟理解し


〝理想的な愛〟を

与えられる人もいます








そういう人を見ると


「あ、この人はきちんと

〈応用力〉〈想像力〉を持って

犬と接してあげる人なんだな」


と、うれしくなります








これらの違いは

《思考のタイプの違い》

なのかもしれません







なので、〝矯正〟や〝修正〟は

もしかしたらかなり

困難なことなのかもしれません






それでも、少しでも

〈想像力〉や〈応用力〉を

自分自身の中に

積み上げていきたい

と思われる方はぜひ






『経験のある、信頼のあるプロの

言うこと』



を〝聞いて〟〝行動して〟くださいね







すべての飼い主さんが

そうだとは言いませんが

日本人の飼い主さんは




『〝ペットのプロ〟といえば

〝獣医師〟のみ』




という考えが根本にあるのか、



〝グルーマー(トリマー)〟の

アドバイスは聞き入れず



『〝獣医さん〟の言うことしか

信用しない』



『〝獣医さん〟にだけは

いい子ぶりっ子する』



って人、多いです








「狂犬病のワクチンを打ってもらいに

動物病院へ行くから、

その前に

グルーミングサロンで

キレイにしてもらおう」


は、まだマシですが



「耳が悪いので

診てもらいに行くんだけど

耳が汚れてるので

耳掃除してください」


って来る人もいるんですよ(笑)






いやいや、

獣医さんは

その〝耳アカの量と状態〟が

知りたいんです(笑)






獣医さんに

叱られるのが

怖いんでしょうかね〜



トリマーになら

叱られても平気だと思ってるのか



トリマーは

叱らないと思ってるのか・・・








ちなみに私は

コンコンと説教しますよ(笑)







最初はもちろん

優しめに説明しますが、

何度言っても

改善がみられない人には




「なぜこんな状態で

放っておくのですか?」


「これは虐待の域ですよ!」


と、平気で言います(笑)








もちろん

愛すべき家族を

そんな状態で放っておくなんて

ひどいことを

平気でできちゃう人ですから


【Kelev(ケレヴ)】のお客さんとしては

定着しませんし

来なくていいんですけどね(笑)








獣医さんは



《病気を〝診断〟し〝治療〟するプロ》







私たちグルーマー(トリマー)は



《病気を〝未然に防ぐ〟プロ》



です









どうぞみなさん、

それぞれのプロの〝分野〟を

ご理解いただき


『プロの言うこと』を

しっかり聞いて行動して


ちょっとした困難なら

すぐにご自身の

〈想像力〉と〈応用力〉で対処できる



《プロ飼い主》



になってくださいね





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