今回は、一般の方には通じないかもしれないけれど、学校法人など『大手専門学校』の闇を斬る
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あるトリマー専門学校に勤めている先輩トリマーは、かつてアメリカに渡りドッグショーの最先端で活躍していた方である
彼女の師匠は、ドッグショー業界では知らない人はいないであろう有名な方で、アメリカ最大のドッグショーにおいて日本人初のベストインショーハンドラーに輝いた人である(※)
(※ 言わば、競馬界においての武豊みたいな感じと思っていただきたい)
彼女はその師匠の元で修行を積み、プードルのスペシャリストとなって帰国した
それほどの経験を持っていながら、日本のペットカット業界(←というかペットカットトリマー〝専門学校〟業界)ではその価値を理解できる人がいないため、評価されていないとの事
評価されないということはもちろん給料も良くない
そこで彼女は
「決められた時間だけお給料分のお仕事をします」
というスタンスにしているとの事
なんと勿体ないことだろうか
私も過去に5校ほど専門学校に講師として勤めた経験があり、もちろんその中で良い学校もあったけれど、ありえない学校も実際にあった
もっともっとハイレベルの授業を学生に提供できる人材がすぐそばにいるのに(←私じゃないよ、その先輩トリマーのこと)、その価値に気付こうともしない
絹織物で雑巾がけをしているようなものである
運営側の理解のなさにも絶望するし、学生のやる気のなさ、意識の低さにもげんなりする
まあ《経営者》が〝ペット業界〟の人間ではない《シロウトさん》なので仕方がないとも言えるが
かたや、個人経営の少人数制トリマー養成学校ではどうだろうか
私の知る個人経営トリマー養成学校は、トップが犬のスペシャリストである
そこでは教育や指示が学生隅々まで行き渡り、中にはずば抜けた技術を身につけた学生も現れているという
はっきり言って、本気でトリマーを目指す人間は、トップが犬のプロであり尚且つ少人数制の学校へ行くことを強くオススメしたい
大手専門学校のペットコースは、
『大学生になれなかったけれど大学生(※)のようにゆるくキャンパスライフを楽しむ時間が欲しい』
というタイプの人間が大勢いるし、学校運営もそういうカリキュラムの組み方をしている
(※ Fランク大学)
トップがペットについてシロウトの学校では、〝学びのレベル〟があまりにも低すぎる
これからトリマーを目指したいと思っておられる方、お子さんがペット関係の仕事に興味があるという親御さんは、ぜひ参考にしていただきたい
〝犬選び〟も〝学校選び〟も、高いお金を払うのだから吟味が必要だ
大金をドブに捨てるような結果にならないようにご注意を