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「そのオリーブオイルは偽物です」を読み終えました。
私の中で特に印象に残った点は
1.原産国表示
2.認証マーク
についてです。
1.原産国表示について
日本の法律では、「ボトル詰めされた場所が属する国が原産国」ということになっています。つまり、 ボトル詰めがイタリアでされていれば、 中身がイタリア以外のどこかで作られたものでも、 そのオリーブオイルは「イタリア原産」 という表記をしてよいことになります。
「そのオリーブオイルは偽物です」より
原産国表示が引っ掛け問題のようでびっくり
輸入品は輸入元のラベルと日本語のラベルの両方併記されている場合があるので、今の時代、翻訳アプリで翻訳したら原産国問題も解決するのでは?などと考えてみましたが、残念ながら日本だけではなく、多くの国で同様の表記となっているそうです。
そして、イタリアはオリーブオイル輸入大国。
1990年から2006年において、生産量<国内消費量
本だと少し古いデータなので確認したところ、
2019年イタリアでのオリーブオイル生産量20万トンなのに対し、イタリア国内消費量60万トン(別データでは80万トン)とのこと。
消費量の全てがイタリア産であるとは限りませんが、果たして輸出分の原料原産地がどこなのかが気になります。
2.認証マークについて
さすがに原産地認証ですから、イタリアで原産地認証を取っていれば中身のオリーブオイルはイタ リア産で間違いない、と思われるかもしれません。 確かに赤色のDOP認証であればそうです。(中略)赤色の「 DOP(原産地保護呼称)」認証と申し上げましたが、 この他にこれとまったく同じ図柄で色だけが異なる「IGP( 地理的保護表示)」認証と呼ばれるマークが存在します。そして、 IGPの認証規定はDOPよりもはるかに緩く、生産、加工、 仕上げのいずれかがその地域で行われていればよいというもので、 例えば濾過やボトル詰めなどの工程がその地域で行われていれば、 原料はどこのものでも良い、ということになります。 イタリアで唯一この青い色の認証マークをオリーブオイルに使って いるのがトスカーナです。
「そのオリーブオイルは偽物です」より
これまで何らかのマークがあると、ついつい信用していました。
オリーブオイルをあまり使ったことがない私でも聞いたことがある産地トスカーナ。
原産地認証があったとしても生産、加工、仕上げのいずれかが行われていれば原産地 となるなどとは考えもつきませんでした。
念のため「原産」についてweblio辞書 で調べたところ、
最初に産出したこと。また、したもの。
とのこと。
「そのオリーブオイルは偽物です」の本、オリーブオイルを題材にしていますが、食品選びの参考にしたい本です。
春馬くんがかしこさの種を蒔いてくれたおかげでちょっぴりかしこさUP
これからは自分自身や周りの人を守るためにも、特に口にするものは慎重に選び、よりよい生活ができるよう心がけていきたいと思っています
最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。