在ってアタリマエのモノが


無い。


居てアタリマエのヒトが


居ない。


その悲しみを


何度も経験してるのに。


どうしていつも。


忘れてしまうんだろう。


忘れなければ


生きていけないんだろう。


人間はこんなに弱い。

空回りから発せられた

コトバたちは

2度と僕の口に戻ることなく。

彼らの力をまざまざと見せつけ

僕を空っぽにした。

空白に出来るなら

いますぐに。

空虚な僕には

すでに其の力は亡く。

今日も空は広く青い。
キミの目は

澄んでいて

そこに住む

僕の心も

澄んでいるのかな?

キミの目に

住んでいる僕を

見つけることで僕は

存在を証明できるんだ。

だからもっと

傍に来て

見つめあおう。
この目が瞑れるまで。

この耳が閉じるまで。

この鼻が利かなくなるまで。

この口から声が無くなるまで。

僕の機能が停止するとき。

あなたと一緒に居れなくなったとき。

そう信じてる。
紺色のダッフルコート

僕のコート

暖かいからおすそわけ

左ポケットは

キミだけの

ちょっと大きめな

手袋だよ。

(参考アリ)