私の生徒のひとりに
ユニークな男子がいます。
 
小学校低学年ですが
英語力は高く
外国人講師と対等に
話もできます。
そしてとても頭がよくて
妙に大人びたところが
あります。
 
この子は世間でいうところの
多動症らしいのです。
今はなんでもカテゴライズする
傾向にありますが
昔ならこんな子
普通だったのでは?
と思います。
 
前任者からそう聞かされて
プライベートレッスンで
2か月受け持ってますが
最初は緊張していたせいか
落ち着きはないけど
わりと言うことを聞いてましたが
だんだん反抗するようになりまして
こちらの予定通りに授業を進ませて
くれません。
 
私の仕事は
外国人講師クラス後の
フォローなのですが
この子は外国人講師との
クラスはとても楽しいらしく
よく笑い声が聞こえます。
ですが、私の番になると
とたんに機嫌悪くなります。
私のクラスはつまらないって
もろに言われ
まったく言うことを
聞いてくれない日もありました。
 
でもこの子を見ていて
あることに気が付きました。
自閉症にありがちな
かなり強いこだわりを
持っていること。
そこで彼にクラスでやるべき
ことの順番を考えてみてと
提案したらすぐに乗ってきて
いったん決めたら
それが終わるまでは
時間が過ぎてもやめようと
しませんでした。

やはり強いこだわりが
あるのですね。
自分で決めたルーティーンなら
反抗せずにやってくれるのだ
ということに気づけて
よかったです。
 
笑顔を見せてくれたことは
ありませんが
今日、クラスの終わりに
「よくできました」という
恐竜のシールを見せて
ノートに貼ってねと言ったら
ぶつぶつ言いつつも
少し頬がゆるんだので
よしよしという感じです。
 
この子とのクラスは
私にとってチャレンジです。
いつか心を開いてくれたらな
と思います。
 

 

ॐ नम: शिवायお願い

 

 

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