伝えたい人、音にならない考え事 -21ページ目

伝えたい人、音にならない考え事

演劇、表現活動での色々。独りよがりだけど伝えたい、そんな支離滅裂。

昨日のお題をさらっとツイートで返したら、「最近ブログ書いてる?」とつっこまれた。いや1日しかサボってませんよと。

よく考えたら、1ヶ月近くほぼ毎日ブログ書いてるってどういうことよ。長い文章書くのは苦ではないけれど。普段から書き言葉で思考する人間なので、それを垂れ流しているだけなのだけど。


ちょっとだけ酔ってるので、今日は思考もふらつきがち。明日ゆっくりだからって油断した。まあそんだけ楽しかったってことなんでしょうね。知らんけど。



いつもお題を出してる十万喜さんから「今日はブログ書くよ」と予告される。まあ書きますけど。ちょっと酔ってるし眠いから変なこと書くかもだけど。



脚本家に対しては甚だ失礼な話だけれど、新しい台本をもらったら、自分が出てるシーン以外は読まない。本当は自分が出るシーンも読みたくない (それは駄目です)。スタッフで参加するときは、1回通し稽古見るまで絶対に読まない。

だって立ち上がったものを見た方が面白いんだもの。そして、そうでなきゃ意味がないとも思っている。

昔、「これだったら台本渡して読んでもらった方がいいね」と言われたことがあって。それって役者にとっちゃ最悪の事態で。演劇ってやっぱりアナログで効率の悪い芸術だから。立ち上げる前の設計図の方が面白いんだったら、その回りくどいアナログは全て無意味になってしまう。

この思考は、自分が舞台に上がるときも観客として行くときも常にあって。私はお話そのものよりもそれが立ち上がっていく姿を見たいから。自分もそれを見せたいから、そういう見方で芝居に関わってしまうんだけど。


前置き長。まあそんな思考で普段から稽古場にいる私です。

だもんで、お話というよりはお芝居も含めた全体の印象で書かせていただく。


やっぱり、忙しいなと思います。脳みそも、目も。お客さんに集中力を求める作品とでも言うのでしょうか。多分、一歩引いて見てしまったり、少しでも「?」が残ったら(もしくはそれを許容できなかったら)成立しない。そんな作り方をされているなと思います。

どエンタメ作品ではあるけれど、頭からっぽにして派手さを楽しめるような作品ではない。この作品の魅力をなんと形容していいものか、今だにしっくりくる言葉は見つかりません。


本番迎える前にこんな言い方はよくないかな。万人受けするタイプの作品ではないような。もしも自分がお客さんで見たとして、その日のコンディション次第では楽しめない可能性もあるような。

願わくば、元気な状態でご来場ください。多分そっちの方が楽しいと思う。


今回、稽古場で結構な数の出演者の方が泣いてます。それも、舞台上ではなく他の人のシーンで。あんなに人が泣く稽古場、初めて見た。演出の十万喜さんを筆頭に、気がつくと誰かが泣いています。


単純にすごいなと思う。戯曲の力なのかもしれないし、役者さん本人の力なのかも知れない。今回結構色んな方が私のこと全力全力言ってくださいますけども、いやあなた方の方がよっぽど全力でしょうよ、とつっこみたくなる。普通、自分が出てる芝居で泣かないよ。どんだけ没入してるのよ。あなた方すごすぎるのよ(急に失礼)。

だからね、尚更思うんです。ちゃんと伝わればいいなって。この人達がどんな思いで作ってるのかとか、いっぱい考えて動いて作ってる熱量とか。

十万喜さんの現場は役者に委ねられているところが大きいし、役者さん達もちゃんとそれに応えてる。物語上でのポジションとかあんまなくて、全員が全員全力をぶつけるから、時々苦しいなって思います。全キャストが十万喜さんの指揮の下、お客様に喧嘩売りに行ってるみたい。ちゃんと買ってもらえるといいなあと思ってます。


本当は、気軽に遊びに来てくださいって言いたいんだけど。「近所に買い物いく」くらいの遊びレベルだと大変かも。「友達と卒業祝いにディズニー」くらいの遊びレベルに引き上げてもらえるといいかも知れません。

なんのこっちゃ。


私がこの作品に抱く感想は、前回似たようなお題が出たときとほぼ変わりません。「私のすっごい共演者さん達を見に来て」です。役者さんを魅せる芝居だと思ってます。戯曲もアクションもオープニングアクトももちろん素敵だけど、それも全部、役者さんを魅せる土台。諸先輩方はきっちり自分のものにして、美味しいところは美味しく掻っ攫っていきます。それが本当に美しい。


最近はちょっと暇な時間が多くて、金伽噺の稽古にちょくちょく遊びに行っています。ゆう子さんのカメラをお借りして、通し稽古の写真とか撮らせてもらってるんだけど。まー素敵なシーンが多いこと多いこと。その時の役者さんの表情とか形が、とても綺麗なんですよね。「うるさいかな?」と考えなくはないけど、思わずシャッター切っちゃう。完全に観客(オタク)マインドです。

だからね、素敵な作品になってると思います。ただのエンタメじゃないし、お客様にも集中力とパワーを求められる忙しい作品だけど。


こっから翌日。こっから素面です。芝居のこと考えてブログ書きながら寝落ちたからか、珍しく稽古の夢をみました。十万喜さんがすごい怒ってた。本番前あるあるですね(あ、夢がね。怒るのがじゃなく)。


こっから、と言ってももう書きたいことは書いたので、まとめに入ります(授業か)。

何度も書くけど、観るのにもパワーの要る作品だなと思います。観劇って、作品そのもののクオリティだけじゃなくて観る人のその日のコンディションとか感情、場合によっちゃ劇場周辺の環境や天気まで影響してしまうものだから。だから一回きりの体験だし、作り手の力じゃどうにもならない要素も大きい。今回の作品は特にそうかも。

芝居に関しては一切緊張しないタイプなのだけど、本番前は少しだけ、祈るような気持ちでいます。ちゃんと伝わりますように。私が好きだと思った人達の魅力が、ちゃんと届きますように。


とはいえ、肩肘張らずに遊びに来ていただけたら嬉しいです。思いが強いのは作り手だけでいい。私達にとってはこれが人生であり生活だけど、お客様にとってはただ楽しいひとときであって欲しいのだから。


うわ、今日めっさ長いな。酔ってたからだな。

稽古も大詰め。頑張ります。