金伽噺チーム、火伽噺チーム、それぞれの通し稽古の日でした。シングルキャストの皆様は本当にお疲れ様です。我も頑張らなければと思う日々。
まずは前半。金伽噺チーム。
お許しが出たので公表しますけども、私、金伽噺チームでサンプラー(アクションシーン等の効果音出し)をやることになりました。何日か前のブログに書いためちゃくちゃ嬉しいことって、これです。
みてみて私の仕事場。役者さんが鏡前の写真を撮るような感覚で、毎回ブースの写真を撮っている私です。今回はゆう子さんのカメラをお借りして、ごくごく個人的な趣味の写真を一枚だけ(勝手に)撮らせていただきました。
これがね、本当に難しい。しかも間違えると非常にダサいので、必死こいて練習しています。
サンプラーというセクションは今まで知らなかったしもちろんやるのも初めてなのだけれど、要はオペレーションです。音響照明オペレーションには少しだけ心得のある私。そして、役者と同じくらい大好きなセクションなのです。役者さんと一緒に呼吸する感覚、上手くはまったときの心地よさ。経験した人にしか分からない楽しさが、オペレーションにはあります。
だからこそ、オペレーションはコンマ1秒まで突き詰めたい。完璧を求めたい。役者さんに気持ちよく芝居してもらうため、お客様に違和感なく見てもらうため、そしてちょっとだけ、自分の充実感のため。最早オタク精神です。
テクニカルスタッフは、役者以上にお芝居への愛が必要なセクションな気がする。技能はもちろんだけど、愛。あとプライド。技術がないなりに正解を追い求め、常にジャッジして狙い続けるプライド。特にオペレーションの場合は、その人がその芝居にどれだけ愛情を持っているかが如実に現れる気がしています。自分が拙いことは分かってる。それでも拙いなりに、プライドと愛を持って挑みたいと思うのです。
Twitterにも書いたんだけど、マジで本当にめちゃくちゃ嬉しかったからもう一回書く。「はるかのサンプラー好きだよ」って言われたの。「一緒に芝居してる」って。オペレーションするときはいつもノリノリになってしまうので後から指摘されるとめっちゃ恥ずかしいんだけど、でもすっごい嬉しいんです。「そうなの!さすがよくお分かりで!」って(言わないけど)。オペレーターも共演者の意識でやってます。
晋平さんは、Twitterでも褒めてくださいました。マジで嬉しい。超喜ぶ。でもあのシーンは、本当に役者さんが良いんです。お芝居も素晴らしいんだけど、オペレーターにすごく優しい。めちゃくちゃ大変なシーンなのに、お芝居の中でものすごく分かりやすくキューを出してくれました。あれだけやってもらって失敗したら切腹ものです。
オペレーションが良かったってことは役者さんが良かったってことなんです。私はやっぱり今回の共演者さん両チームみなさん好きだから。彼らの素敵なシーンは心して素敵にオペレーションしなければと思っているのです。
いやマジで緊張感ハンパないですからね。音はミスがめちゃくちゃ目立つから、シーンを素敵にできるセクションだけど台無しにしてしまう可能性と紙一重。そら瞳孔も開きますわ。でもそのヒリヒリした感じが楽しくて仕方ない。やっぱりオペレーション大好きです。
いけないいけない。役者の話をしよう。
後半は私が出演する火伽噺チームの通しでした。
個人的な話をすると、今日は前半にエネルギーを使いすぎた。オペレーションと役者は使う集中力が全然違うので、上手く切り替えないと本番キツいなとも思った。
てことで、冷静にやろうと思っていたのに始まった瞬間フラフラ。やばあ。バレてなかったみたいだけど、実は舞台上で過呼吸起こしてました。相変わらず課題は体力。本当に反省です。あでも、衣装改良した(ちょっと涼しくしてサポーターつけた)からちょっと楽になったかも。できる工夫はしないとです。シングルの方々がバリバリ頑張っているのに、ダブルの私がへばるわけにはいきません。
お芝居に関してはいつも通り、粛々と。ミスはあれど(あるな)安定してきたんじゃないかしら。芝居が安定してくると役者の充実感は減っていくから、息が上がらなくなったり汗が少なくなったりする。稽古を重ねるほどに頑張ってる感が減る気がするけど、それは力の逃し方を分かってきたから。私はポジティブに捉えています。稽古序盤って、とりあえずテンション上げて力任せに芝居するからめっちゃ疲れるんですよね。それを、徐々に脳みそで処理できるようになる、頭で芝居できるようになると、ムラも減るし余計な力も要らなくなる。個人的には、そろそろそんな段階に入ってきたのかなと感じています。このまま整えれば2ステの日もいけるんじゃないか。(←今のところ1番の不安要素)
自分に余裕が出てきたら、共演者のために芝居することを考えなくてはいけません。目下の課題。いかに優しいパスを出すか。自分の芝居が暴力的なことはよく分かっているので、思いやりを持って芝居したいものです。とにかく見る、と教わりました。よく見て、よく聞いて。
誰にも言ってないけど、かなり前の稽古からとある台詞をめちゃめちゃ試しまくっています。音の出し方、目線、姿勢。全てはその後の相手の台詞のために。まだ正解は出ていません。どうしたら1番優しいかなあ。日々考えています。こういうこと自分で言っちゃうあたり格好悪いね。誰にも気付かれないこだわりって、ちょっと楽しい。ふと言いたくなっちゃうけどね。
十万喜さんはほとんど私にダメ出しくれないし、私も聞きに行ったりしない。演出家は全体を見るのが仕事だし、それ以上のジャッジや改良は役者の仕事だと思っているので(この前ちらっとお話したら、十万喜さんも同じ感覚をお持ちでした)。あと、役者のやってる感覚と見え方ってかなり違うから。自分を飽きさせない工夫、充実感を埋める工夫は自分でしないと。
今回、やっぱり私のチャレンジは変わりません。いかに共演者を魅力的に見せるか。ただでさえ素敵な彼らに、いかに華を添えられるか。役者でもサンプラーでも同じ。とことんまでベーシストであれ、です。そのためにはまだまだ技術が足りないけど。今あるものはちゃんと全部使いたいなあと思うのです。あとは自分が潰れないように。これ大事。
今日も稽古です。頑張る。
